引き上げの源『脊柱』を整備しよう:寝るだけセルフチェック

2022/10/20

体を高く保つことは、バレエの常識。

そのポジションでは、体をバランスよく活動させることができます。

最も重要なエレメンツ「脊柱」について、あなたの理解を深めていきましょう。

年内からスタートしよう!

“体をバランスよく活動させる方法” について教えて!

体の筋肉や関節をバランスよく活動できるようになると、代償運動も減らせる事ができます。(補足解説参照)

その要となるのが「脊柱」です。

脊柱についての基礎知識の整理、チェック方法、バレエレッスンで必要な脊柱キープのための簡単なエクササイズをご紹介します。

補足

代償運動=本来の動作や運動を行うのに必要な機能以外の機能で補って動作や運動を行うこと。弱い筋肉があると、あなたにとって使いやすい筋肉ばかりが働きすぎるという現象が起きてしまう。結果、過剰な負担を強いられたり、活動しない休眠状態を加速させてしまう。

脊柱の形状、あなたは知ってる?

「バランスの源は脊柱にある」という有名な言葉の通り、動きにも全身にも大きな影響を及ぼします。

脊柱はいわゆる「S字」と言われますが、この形状が整うと、脊柱に付着している筋肉が望ましい方向に、望ましい方法によって、望ましい力加減で働きます。

特に、お腹や背中の活動が望ましいものになれば、重さがダダ漏れ、脚(足)ばかりに負担がかかる(太くなる・形が悪くなる・ケガなど)事が減ります。

脊柱に関する基礎知識

⬇︎前提となること

  • 顔側に向かったカーブ
    ➡︎前弯
  • 背中側に向かったカーブ
    ➡︎後弯

⬇︎覚えましょう!

  • 頚椎(首)=前弯
  • 胸椎(胸)=後弯
  • 腰椎(腰)=前弯

こうした知識は、正しいアライメントをとるための手助けになるよ♪

あなたの脊柱の形をチェックしよう!

  1. 仰向けになり、両膝を曲げて立てる。
  2. 首の後ろと腰に空間があるかをチェック。(床から離れていたらグッド)

仰向けでは、前弯部分は床から離れ、後弯部分は床に着きます。

エクササイズを行う場合は、この状態からスタートします。

決して「脱力状態」ではありませんので、注意しましょう。

脊柱キープエクササイズ!

仰向けでチェックした姿勢を保持したまま動いてみましょう。

腕や脚を動かしても、脊柱の形状を崩してはいけません。

バレエは、この動かし方の応用になります。

適切に行えば、これだけで「体幹トレーニング」になります。

エクササイズの例

  • 片腕または両腕を上げる
  • 片膝または両膝の曲げ伸ばし
  • 片脚または両脚を曲げたまま浮かせる
  • 片脚または両脚を伸ばしたまま浮かせる

特に、足を床から離す(浮かせる)と、顎を引いてしまい首のカーブが潰れやすいので注意しましょう。

また、腰と床のスペースを潰すことで足を浮かせないように気をつけましょう。

同じ方法でも、色々なやり方があるよ。その上で、脊柱の形キープを目的とする場合は、床との接点を変えず、空間を潰さずに動こう!

まとめ

体をバランスよく活動させるためのエレメンツ「脊柱の形状」

必要な知識と確認をしました。

まとめましょう。

  • 脊柱の望ましいカーブは、代償運動を減らすことに貢献します。また、望ましい体の動かし方をする上での必須項目です。
  • 頚椎と腰椎が前弯、胸椎は後弯しています。
  • 脊柱の形状を保ったまま、四肢を動かせるようにしましょう(胴体と四肢の独立性)

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ファーストステップ♪

今日中に、脊柱の形状を確認しておこう。

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