トルソースクエア、体を四角く。
あなたもきっと、レッスンで耳にしたことがある言葉でしょう。
この記事では、実際に何を求められているのか、どうしたら良いのか。
大人のあなたにピッタリなインフォメーションをお届けします。
“トルソースクエア”について教えて!
大人に必要なトルソースクエアというワードの解釈。
“胴体の長方形を絶対に崩さないこと!” いいえ、そうではありません。
トルソーは必要に応じて動きます。
その上で、具体的なオーダーを把握して、必要なエレメンツを揃えましょう。
トルソースクエアを保つメリットと特徴
- 回転やバランスに強い。
- ジャンプが軽い。(ヨイショという予備動作が減る)
- 全体的に軽やかな動きを演出できる。
- 動きの量というより「質」への対応が得意。
- 品よく映る。
トルソースクエアの狙いと解説
大人にとって、知っておきたいことは2つ。
ここを知っているかどうかは、あなたの想像を絶するほどの影響を及ぼします。
実に多くの問題に影を落としているからです。
大人が知っておきたいこと:その1
必要に応じてトルソーは動きますが、あくまで「必要に応じて」であって、不必要に動いてはいけません。
大人の大きな課題は、ここが逆転してしまっていること。
- 必要な時に可動せず
- 不必要な時に不要な動きをしてしまう
例えば、体を前後に傾けても胴体の形を崩さずに保つ。
片足になった際に、胴体が崩れない、変形しない。
ピルエットの途中で、ジャンプで。
「不要な動きをしない」しっかり認識しましょう。
脚を高く上げる時などは、トルソーの形は変わるよ。
動きによって変形するかしないかが変わるんだ。
参考
骨盤グラグラ:バレエの基本を身につけよう大人が知っておきたいこと:その2
トルソースクエアもう1つの目的は、代償運動をなくすこと。(補足参照)
例えば、腕を動かすのに、肩甲骨や肩ごと動かしてしまう。
引き上げようとして、鳩尾を前に突き出したり、脚を引き込んでしまう。
こうした代償運動がなくなれば、必然的にトルソーはスクエアのまま保たれます。
ここで求められるのは、3つ。
- 姿勢を整える
- 胴体と腕の独立
- 胴体と脚の独立
あなたが自覚していなくても、代償運動を起こしている可能性は大。
「動かすところ」と「止めるところ」をセットで動きましょう。
つまり、雑音になる動きを減らしてシンプルに、動きをクリアにするという意味でもあるんだ。
大事なのは、トルソースクエアでの運動に慣れること
トルソースクエアを意識した結果、起きやすい誤り。
- 支持脚やおしりに寄りかかる。
- 肋が開いてしまう。
- 胸が落ちる。
【トルソーを崩さずに動くことに慣れる】
理屈ではなく、実際に繰り返し動くことが大切です。
確認してみよう
バレエ動作で確認してみましょう。
鏡を活用すると効果的です。
- タンジュやジュッテをした時に、骨盤がズルズル不要に動いていませんか。
- ロンドゥジャンブアテールで、お腹が脚と一緒に動いていませんか。
- 回転をしている途中で、フォームが崩れていませんか。
具体的に確認することで、ウィークポイントを見つけましょう!
それは、欠点ではなく「前向きな課題」です。
まとめ
トルソースクエアの真意と価値。
まとめましょう。
- 胴体は必要に応じて動かしますが、不要に動かしてはいけません。
- 代償運動を減らしましょう。
- 適切な姿勢を取りましょう。
- 腕や脚を胴体から独立させましょう。
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