”身につける力”プロジェクト①|大人のバレエ

“あなた” と “おニャーさん” が、お茶会をする「エッセイ」。

ご近所会議でもするかのように、座談会にお付き合いください。

好きなお茶のイメージはできましたか?

お気軽に読んでみてください。

 

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今朝は、暖かいカフェオレでお茶をします。

まだ、何も口にしていないので、ミルク多めです。

少しの時間、あなたとお話ししたいと思います。

 

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今回は「身につける力」について、2回に渡っておしゃべりします。

さっそく、お話ししましょう。

 

多くの人は、レッスンで教わったことを、こう考えているようです。

 

 

これ、恐らく、スポーツでも勉強でも、同じなんだと思います。

まだ、これならいいですけれど、大抵は「練習する」を何かと言い訳をつけて飛ばしたり、やったとしても十分でなかったり。

それでいて「がんばる気はあるのにできない!」という声が溢れています。

 

 

ざっくりしすぎていると、こんなことが起きているわけです。

この場合、もう少し、具体的かつ「効率」というものを考慮した方がいいでしょう。

「がんばっている自分が好き」なら別として、できるようにしたいのであれば、効率を考えないと、時間は限られているわ日々歳は重ねていくわ、そこまでノンビリしてもいられません。

 

このような発想を持ちましょう。

だいぶ、詳細になりました。

「知る」「わかる・理解できる」までは、知識など頭を使う工程です。

それ以降になって、はじめて体を動かします。

 

 

①知る
大人の場合、ここが強みでありポイントになるでしょう。

知識として「知る」。

これは、頭の中のブロックを取るためにも有効です。

 

例えば “これは「A」が正しい” ということがあったとします。

あなたはずっと「B」が正しいと思ってきた。

そんな中、レッスンでいきなり「A」が正しいからやりなさい!と言われると、心と頭が一致しなくなります。

心は「言われた通りやりたい」と思うけれど、頭が急ブレーキをかけている状態。

 

このブレーキを外すためにも、知識が必要になります。

「こうでこうで、こうだから」心配しなくても、正しいことをやって大丈夫!と頭にわかってもらうためです。

 

 

②わかる・理解できる
まだ、頭の中です。

「知る」

そのとき「わかるのか、理解できるのか」は別の話です。

「知る」というのは、知ることができる環境にいさえいれば、手に入ります。

一方で「わかる・理解できる」からは、個々の能力が問われます。

 

わかるようになるには、理解できるようになるには「相手が何を伝えたいのか」を考えねばなりません。

本を読むときに「ジヅラだけ見ているのか、意味を理解しているのか」この違いです。

 

例えば「Aというとき、●●が正しい」という知識を得たとします。

知っただけで、わかっていない・理解していないと「A=●●」でとどまります。

「知る」から「わかる・理解できる」に昇格すると「A=●●ということは、Aダッシュにも使えるかも!ZやYにも使えそうだぞ!」と、応用することができます。

 

ここが「知る」だけと「わかる・理解する」まできた場合の差です。

1つのことを知って、1つのことを得るのか。

1つのことを知って、それ以上のことを得るのか。

 

バーレッスンでタンジュについて知ったことがあるならば、「バーレッスンでのタンジュで気をつけよう!」とだけ思うのか「これ、もしかしたら、膝を伸ばしたまま脚を出す動きに共通しているのかな?」と関連付けて考えてみるのか。

 

ここに行き着けるかが、上達「スピード」の要となります。

 

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さて、いよいよ「できる」から、実際の形となって表れます。

この続きは、次回。

 

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今日は、このあたりにしましょう!

お付き合いいただき、ありがとうございました。

 

おニャーさんより

 

著者おニャー

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