これで解決!ピルエット定番ポーズでの着地

2022/09/25

ピルエットの着地の定番。

それは、ランジの4番です。

ここに美しく着地したい。

この記事では、うまくいかない原因と着地のヒントをお伝えします。

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“美しいピルエットの着地”について教えて!

まず、定番の着地を確認しておきましょう。

  • ランジの4番ポジション(広い4番ポジション)
  • 前側の脚は、プリエ
  • 後側の脚は、伸ばす
  • 両足共にアテール、足底を床につける

両脚とも膝を曲げていたり、後側の踵が浮いていたり。

【何気に】きちんとポジションが取れていない例を見かけます。

ピルエットアンデダンのプレパレーションとしても活用しますので、正しい形をしっかり覚えましょう。

回る事がどうこうの前に、無意識でも出来るようにしておこう!

美しい着地ができない原因を整理

状況と原因を整理しますが、「解決方法をさっさと教えて!」という場合は、読み飛ばしてください。

この場合の「うまくいかない」多くは、回り終わりで既に形が崩れてしまっていることにあります。

⬇︎具体的な例

  • 上体が前に倒れる
  • ルティレ(パッセ)のつま先が支持脚から離れる
  • 腕の形が崩れる
  • 体全体が倒れてしまう
  • ランジで足底を床につける事ができず、浮いてしまう など

これらの原因を整理すると2つのグループにまとめることができます。

それぞれ、無意識の場合も含まれます。

  1. ルティレの足が床に着く前に、上体が前に倒れる。
  2. 支持足に降りようとする。

①は、ポーズの姿勢を作るのが早いのが原因。

②は、片足着地(補足参照)とランジに着地することは、別だということを認識しましょう。

改善方法としては、②を意識することで、①の改善がしやすくなります。

補足 ピルエット➡︎片足着地の例

第3アラベスクで脚を上げる、クドゥピエ〜パドブレ などは、片足着地。

大抵は支持脚がプリエに入る。

改善は、順を追って感覚を体に入れる

背中まっすぐ、回り終わりまで美しい形をキープ、着地も美しく。

【お行儀のよいピルエット】に改善するための4ステップ。

想定される余計な動きをセーブすることも考えられていますので、この順に練習しましょう。

美しいフィニッシュをするための4ステップ

  1. フィニッシュの4番ランジの体重配分➡︎【前:後ろ=3:7】
    後足に体重を多くかける意識を持つ。
  2. ルティレルルヴェ+アンナヴァン➡︎アンナヴァンのまま①の4番に降りる。
  3. ピルエット➡︎アンナヴァンのまま①の4番に降りる。
  4. 通常通り、4番で腕の形をとる。

注意点

後ろ足に体重を多くかけても形は変えない。この感覚をしっかり覚えておくこと。

②③後側の足底が浮きやすいので注意。

④普段のレッスンで使っている腕の形で良い。デミセゴンや第3アラベスクの形など。

解説

①後足の体重の多くをかけようとする事で、姿勢を保持しやすくなる。

支持脚の膝が早く曲がってしまうと、上体が前に倒れやすい。

②背中をまっすぐに立てたまま【背中を後ろ】にすることを覚える。

③腕を使わずに着地することで、腕に振り回されずに着地する事を覚える。

④仕上げ。

ピルエット&着地 ステップアップポイント

ポーズの形は、最後の最後に作ることを意識しましょう。

つまり、着地ギリギリまで「ピルエットの形を引き伸ばす」事が重要です。

難しく考えすぎても、コーディネーションがうまくいきません。

ピルエットの姿勢を、いつもより2秒長くする事を心がけてみましょう。

回りながら、カウントを数えるのが効果的だよ。

いつもより+2で数えてみよう。

まとめ

美しいピルエットの着地。

まとめましょう。

  • 体重配分を調整しましょう。
  • 上体をまっすぐに保ったまま、ポーズに降りましょう。
  • 背中を後ろに着地しましょう。

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