ターンアウトのスタートラインに立つために!
必要な知識と、明確な回答を得ましょう。
ターンアウトの前提
ターンアウトは、ガニ股のことではありません。
ただ、脚を回して、膝とつま先を外に向けているのではないのです。
脚を外向きにする際に前提として意識したいことがあります。
- 膝とつま先の位置関係を正しく取る「0ポジション」
- 拮抗する力を両立させる
特に私たちは、[閉じる・寄せる]という機能が不足している傾向にあります。(*)
ここに関しては、意識的に取り入れることが、正しいターンアウト習得には必須です。
*:大人だから、ということではないんだ。文化的に、生活習慣的に、骨格的に、というところかな。
どこから回す?
ところで、この言葉。
どの位置を指しているのでしょう?
- 脚を回す
- 太腿を回す
- 脚の付け根から回す
とても多い誤解は、これらターンアウトを鼠蹊部で行おうとしていること。
脚の付け根と言っても、実は “折れ曲がるところ” ではありません。
鼠蹊部から脚を回そうとすることは、ガニ股の原因になります。
情報をアップデートしておきましょう。
拮抗:入門編
拮抗する力の同居、入門編です。
まず、つま先の膝の正しい位置関係を作っておきます。(*1)
上の図の[ターンアウトライン(茶色の線)]から上は、正中線に向かってしっかりと寄せます。(*2)
鼠蹊部からターンアウトラインまでのエリアで、紙を挟めるように!
ここまでできたら、ターンアウトラインから下を外向きに回します。
ただし、膝とつま先の関係は継続。
つまり、「膝とつま先の正しい関係を取ったら、ギブスをはめて、グラグラと動かないようにする」ことが必要です。
*1:膝とつま先の0ポジション…WS前半で登場しています。
*2:WS参加者は、寄せるからさらに発展させた方法で。
まとめ
ガニ股ではない、ターンアウトをしましょう!
動作脚のアンディオールの構造と股関節の動かし方については、こちらで取り上げます。
ここをやらないと[絶対にアンディオールにならないよ]という事実とその対策をお伝えします。
アンディオールに悩んでいる方、脚が回らない方にオススメです。
参考
【動かす脚のアンディオール】/アラセゴン/アラベスク/股関節伸展ここまでをまとめます。
- 膝とつま先の関係や拮抗する力関係は、ターンアウトの前提になります。
- 脚を回す位置を正しく覚えましょう。
ファーストステップ♪
次のレッスンまでに確認しておこう!