大人だから知っておきたいストレッチのアレコレ

2022-2-ストレッチ

大人がバレエレッスンに対応するために必要なストレッチとは。

ストレッチについて、わかりやすく解説します。

ストレッチを2つに整理しよう

ストレッチでの目指す効果は、目的によって変わります。

目的によって、方法や頻度、精度も変わることを知りましょう。

“バレエをしているからこそ“必要な知識

ストレッチの目的を2つに分けましょう。

  1. これ以上、固くならないための予防的アプローチ
  2. これ以上、可動域を広げるための積極的アプローチ

予防的アプローチ

予防的アプローチには、次の項目を目的としたストレッチが該当します。

  • 疲労をとる、溜めないため
  • 加齢、老化対策
  • 本来持っている可動域まで広げる

レッスン前後やおうちで行うセルフストレッチが中心となりますが、エクササイズクラス(ピラティスや一般的なストレッチクラス)で行っているストレッチもここに該当します。

ここで着眼したいのは、何もしないというのは変わらないということではなく、体は固くなっていくということ。

一般的な予防的ストレッチをすることで、現状維持もしくは、体が固くなるスピードを少しでも遅らせることで、柔軟性を保とうとします。

補足 “まだまだチャンスがある“

大抵の大人は、本来持っている可動域を失っています。

ここを復活させることができると柔軟性が増したように感じますが、本来の可動域に戻しただけです。

ここからが、本格的な可動域拡大のスタートです。

積極的アプローチ

正しいバレエをするには、日常生活に必要な範囲以上の可動域が必要になります。

ここでは、大人の体の構造や動きの習慣を加味した専門的な内容が必要です。

セルフで行える範囲以上の内容になります。

ここでは、可動域を広げるために知っておきたい3つのポイントについて整理しましょう。

  • 体の重さを利用しない、筋肉に重さをかけない
  • 関節を満遍なくうごかす
  • 【Aを止めて、Bを動かす】という動きの方程式を徹底

大人の場合、ここにもう1つプラスします。

  • 腱ではなく、筋肉を伸ばす

腱は、筋肉の端の部分で骨につながっています。

ストレッチでは筋肉を伸ばしたいのですが、実際にはなかなか難しいものがあります。

大人の場合、腱を伸ばしてしまうと、ケガのリスクが非常に高くなってしまいます。

あなたの安全を守るためにも【腱は伸ばさず、筋を伸ばす】徹底しましょう。

補足

バレエダンサーが行うストレッチは、腱が伸びやすい傾向にあります。
筋力があるために動くことができますが、加齢などにより、筋力が低下してくるとケガを頻発しやすくなるのはこのためです。

3月発表2022

あなたに習慣にしてほしいこと

可動域を広げられたとしても、減少しないためにはセルフストレッチが必要です。

また、これから可動域を広げたい場合も、今の状況を保持してスタートしたいものです。

継続のヒント

予防的アプローチとしてのセルフストレッチは、バレエをするしないに関わらず、健康のためにやっておいた方がいいことです。

ここでは難しく考えるより、たくさんの時間や労力をかけるより、頻繁に(できれば毎日)気軽に、お気楽に、やってみることが何より大切です。

疲れていたり、とても忙しい日は、ストレッチする気になれないかもしれませんし、時間もないかもしれません。

その場合は、悔やむより、次の日から再開しましょう!

継続のヒント

  • 内容より、やったことに意義があることを意識
  • 短い時間でもヨシとする
  • 理想を作りすぎない
  • “ながら、ついで“ 大いに結構
  • 「やろう」と構えない

ストレッチの時間を確保するよりも “いつの間にか終わってた” くらいが理想です。

構えたり「頑張ろう」と、意思に頼りすぎないこともポイント。

それが「がんばろう」と思わずとも「がんばってた」ということです。

まとめ

ストレッチの目的や意義を知って、使い分けましょう。

効率が上がります。

また、あなたの体を守ること、正しいバレエをすることに貢献します。

  • セルフストレッチと専門家の力が必要なエリアを認識しましょう。
  • 何もしなければ、体は固くなる一方です。
  • セルフストレッチは、誰にでも必要です。
  • バレエでは、日常生活で必要とする可動域以上が必要です。
  • セルフストレッチを継続する環境をあなた自身が作りましょう。

ファーストステップ♪

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