バレエに見えるかの分かれ道 休むことのない上腕の働き

バレエは、一歩間違えると「おゆうぎ会の臭い」がしてしまいます。

もし、ドキッとしたなら「どうにかしたい」と思っている証拠。

今はちょっと苦しいかもしれないけれど、せっかくバレエを踊っているのですもの。おゆうぎ会臭はとりましょう!

関連:https://juncotomono.info/20231107-arm/

臭いの決定的な原因

お遊戯会臭を感じてしまう原因は何でしょう。アンディオール?引き上げ?つま先?もちろん、それもあるでしょう。

その上で、最も大きな原因は「腕」にあります。

腕に関しては、足ほどの厳密な決まりがなく、どれが正解でどれが誤りなのか、認識しにくいというのがネック。

さて、何をプラスしたら「お遊戯会」から抜け出せるのでしょうか。

特徴的な上腕の働き

バレエポジション、ポールドブラをするなど、バレエにおいて上腕(腕の付け根から肘にかけての部分)は、常に外転かつ回旋しています。

合わせて読みたい 外転に関してはこちら

常に働き続けるバレリーナの筋肉

回旋については、ポジションによって言い方が変わりますので、ここでは2番ポジション(アラセゴン)での言い方で統一します。

2番ポジションで上腕は、内旋しています。この力の方向は、バレエを踊っている間、常にかかり続けています。

これが、先生やプロのダンサーと、そうでない人の決定的な違いです。

この“内旋”が抜けてしまうと、「よく分からないけど、どうしてもお遊戯会っぽくなってしまう」状態に陥るのです。

ちなみに。

お遊戯会臭があるタイプで、肩がアンディオールし、上腕の内旋がきちんと入っている人は、まずいません。

良い例でも、悪い例でも共通点となるのが、この上腕の内旋です。

解決すること

上腕に回旋(2番でいう内旋)が入っていないと、どうなるのか。どうなってみえるのか。

あなたに心当たりはありますか?もし、あるのならば…上腕に、バレエとしての働きを与えることで一気に解決へと向かうかも!

  • 肘が落ちる・曲がりすぎる
  • 脇が潰れる・落ちる
  • 手首が折れる
  • 背中と腕が繋がらない
  • 背中や頭が立たない  など

こんな外見・動きにも

心当たりがある人は、常日頃から鏡を上手に活用し、今の状態を受け入れられているということ。

なかなかできることではありません。

最も「お遊戯会臭」があるのは、心当たりがない人です。

上腕の働きがないと体幹も安定しません。

  • 回転ができない
  • 体が低い、引き上げができない
  • 動きや所作に品がない
  • 早い動き(アレグロ)などができない
  • アラベスクの脇が落ちる、肘が落ちる
  • つま先や足首が伸びて見えない
  • まっすぐ立てない

これらができないのは、疲れているから?アンディオールや引き上げができないから?練習不足?

それもあるでしょう。

その上で、上腕の内旋が入っていなければ、これらができる状態にはありません。どうりで、練習を重ねてもできないわけです。

アンディオールや引き上げで解決しようとしても、上腕が抜けていれば、うまくいかないのです。

詳しくはこちら

『上腕内旋と脇を上げる』[BALLET WORK SHOP]

まとめ

上腕の回旋(2番でいう内旋)が入らないと、バレエにならないことがわかりました。

先生やダンサーが自然にやっていることでも、大人から始めると「自然に」身につくわけではありません。

肩はアンディオールしたまま、腕の働きをプラスする。肩と腕の独立性が試されます。

お遊戯会臭をとり、バレエらしい動きへとチェンジするには、必要不可欠。やらないという選択肢はありません。

腕などの上半身は、体重がかかっていないためにケガも少なく、比較的取り組みやすい項目。やるなら今。早いうちの方が、他の部位への素晴らしい連鎖も見込まれます。

ワークショップは、こちら

『上腕内旋と脇を上げる』[BALLET WORK SHOP]

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