シンプルに美しく。シンプルに体を保つ。
バレエの特徴的なエレメンツを実現する「腹横筋」。インナーマッスルのため、手で触ったり、肉眼でその姿を確認することはできません。
ですが、その活動っぷりを確認する術はあります。
腹横筋がしっかり働いていると、なぜ「バレエらしい姿勢/バレエらしい胴体の保ち方」になるのか。一緒に復習しましょう!
関連WS:https://juncotomono.info/20230808-transversus/
腹横筋について
まずは、腹横筋の紹介からはじめましょう。
For ADL
- お腹を包み込むように、コルセットのような役割を担っている。
- 腹筋群の中でも、最も深いところに位置するインナーマッスル。
- 内臓を覆っている筋肉なので、内臓の位置(胃下垂予防など)や腸活動に影響する。
For BALLET
- 体幹の安定
- 胴体や骨盤による代償運動が軽減し、正しい動きへ導く。
- ターゲットマッスルにダイレクトに効く(バレエ、エクササイズ、ストレッチともに)
- ハードなレッスンに耐えられるようになる。
- バランスがとりやすくなる。
腹横筋が活動したまま、動いてみよう!
「脚を高く上げることに対応した柔軟性」を育てることができる“リンバリング“を例に、腹横筋を活躍させてみましょう!
今回はデヴァン(前)での確認をします。
- 体に対し、脚を前に上げてバーに乗せる。
- 左右の腰骨の位置を揃える。
- 体を前に倒す。
confirmation
腹横筋の確認方法は?
腹横筋をしっかり張ったまま、体を前に倒すと(前方向のカンブレ)ダイレクトに裏腿に効かせる事ができます。
背中や肩を丸めた代償運動をしてしまうと、体をたくさん前に倒したつもりでも、実際の効果は薄くなってしまいますので、せっかくリンバリングするのなら、少し気をつけてやってみましょう!
効果的に裏腿に効かせるには、腹横筋の活動が不可欠!同じ動きにポイントを足してみましょう。
動きのポイント
- 脇腹の距離をとり、その距離を終始、キープし続ける。
- 下部肋骨と骨盤までに、突っ張り棒を差し込んでいるイメージを持つ。
- 脇腹の縦ライン(左右合わせて2本)は、常に平行な状態で前にカンブレする。
まとめ
体幹をくにゃくにゃと動いてしまうことがタブーなバレエにとって、腹横筋の活躍はマスト!ここが弱いと、動きの初動がおしりや骨盤が逃げるという、無意識な悪徳運動連鎖を覚えてしまいがち。
イメージ作りやエクササイズ、気持ち乗るところからトライしてみましょう!
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