おニャーさん目線で【勝手にレビュー】をしていくコーナーです。
今回取り上げるのは、こちら。
”おニャーさん解説”!
なんと言っても「美しい」
さまざまなアトラスの中でも、図の美しさはダントツです。
3Dなので、体の奥行きなどもわかりやすく、イマジネーションの泉と化すかも。
「解剖系は、絵がグロッキーで苦手」という場合も、比較的、抵抗が薄いかと思います。
実践的
解剖図だけでなく、運動学からの解説も記載されています。
そのため、「生きた解剖学知識」として活用することが可能です。
とはいえ、そうなると問題になるのが、解剖学だけでは理解できないということ。
つまり、内容を理解しようとするならば、物理学の知識が必要になってきます。
本気なら、超オススメ
「ガッツリ勉強したい+これまでに解剖学を勉強してきた+一般書では知りたいことが出ていない!」という方には、超オススメです。
確実な内容が、確実な視点から掲載されています。
また、著者・訳者の主観が少ないので、事実を淡々と知ることができます。
主観が少ない著書は、意外と少ないものです。
重い・高い・分厚い
本というより「図鑑」。
かなりの重さがあるので、持ち運びには向いていません。
さらに、一万円を超えるお値段。
高いか、安いかは、使いこなせるかどうかにかかっているかもしれません。
コスパは、目的による
本気の人にとっては、一万円以上しても、かなりコスパがいい一冊。
気軽に調べたい人にとっては、高くつくかもしれません。
目的によって、大きく分かれそうです。
知識がある人向け
一般書ではなく【専門書】
メディカル・コメディカル専門の人以外が読むのであれば、それなりの知識が必要です。
誰にとっても、わかりやすいものではありません。
「バレエ教師が勉強する解剖学」レベルだと、チンプンカンプンの可能性大。
その上で、内容は理解できなくても、”3Dの図を見ることで、イマジネーションに役立てる” などの目的であれば、最適だと思われます。
バイブル的1冊に
おニャーさんにとっては、最もコスパのいい著書の1つ。
「疑問・質問、困ったときはプロメテウス」というくらい、調べものはここからスタートします。
持ち運びではなく、使う場所が決まっているのであれば、大きさや重さなども気になりません。
一定程度の知識があって、カラダの勉強をしたいのであれば、かなりオススメです。
*記事に書かれている内容は、個人的見解です。
JBP 先生方のご意見
参考までに、おニャーさん以外のJBP先生方のご意見を紹介します。
これさえあれば『他の解剖学の本は必要ない!』と、個人的には言いたいほどの良書です。
特に気に入っている点は2つ。
■筋・関節などの図が綺麗であるため、立体的なイメージをしやすい。
■ヒトの動きを分析するのに必須な【物理の要素・運動学】が詳しく書いてあり、実践的。
プロメテウスの文章や用語を理解するためには、中程度以上の専門的な知識が必要にはなります。
それでも、図・イラスト・ビジュアル面といった、一目見て『良い!!』と思えるポイントがたくさんあるので、
【専門的な解剖学の本が欲しい方にはとってもオススメ】な一冊です。