歪んだ膝下をまっすぐに:ふくらはぎを回す【膝下アンディオール】

どうしたら、ふくらはぎを回せるのでしょう。

ふくらはぎを回すことで、まっすぐなキレイな脚部ラインに導くことができます。

その出発点というべきクドゥピエ。

足と脚、両方のアンディオールを育てます。

クドゥピエの効能

クドゥピエには、これらの要素がギュッと詰め込まれています。

  • 膝下のアンディオール
    ↪︎特に、ふくらはぎ
  • 足のアンディオール

まず、足の柔軟性を増やし、甲と足裏を強くします。

それだけではありません。

ふくらはぎを回し、膝下をアンディオールすることへの第一歩となるのです。

どちらも間違いではありません

クドゥピエは2つに区別して整理するとわかりやすくなります。

  • 足首を包む「ラップ」タイプ
  • 足を最も伸ばせるところまで伸ばす「フルポイント」タイプ

バレエスタイルや先生によって変わるのは、2つのタイプがあるからであって、どちらが間違いということではありません。

それぞれに目的がありますので、レッスンでは先生の指示を優先させましょう。

ここで取り上げるのは、前者の「ラップ」タイプです。

特に、カマアシになってしまう、足・足首が弱い、O脚などのケースは、ラップでのクドゥピエで適切な筋肉を強くしましょう。

ターゲットはここ

ラップの場合「カカトが前で、つま先が後ろ」という状態で足首を包みます。

このとき、膝下の筋肉の収縮が弱いとこのような形を作ることができません。

注目したい筋肉の場所を確認しましょう。

  • 脛の骨(青線)を確認
  • 脛の骨の外側(オレンジで塗りつぶしてあるエリア)を確認

脛の骨の外側にある筋肉を縮める意識を持ちましょう。

ここがダラッと弛んでいると、足首がぶらぶらと不安定になります。

まずは、細かいことよりも狙ったところに力が入るようにしましょう。

脛の外側の筋肉を活動させるヒントになるエクササイズを紹介します。

  1. 椅子に座り、つま先を前に向ける
  2. 母趾球(親ゆびの付け根)をつけたまま、足の外側を持ち上げる

力が入るようになったら【スグ】

最初は、とにかく力が入るようになることが重要です。

あまり、細かいことに気をむけず、しっかり力を入れましょう。

それができるようになったら、スグにやりたいことが【力をかける方向】です。

外くるぶし(青丸)を膝のお皿の外側(赤丸)に向かって、引き上げるように(青矢印)力をかけてみましょう。

これは、ラップするときも同様です。

足首を包む際、外くるぶしを膝のお皿の外側に近づけようとすることで、脛外側の筋肉をしっかり収縮させます。

まとめ

方法が不適切な場合は、適切な方法を知るところからはじめましょう。

その上で、方法が適切、やろうとアクションを起こしているけれどうまくいかない場合は、体の機能面に目を向けてみましょう。

やみくもにがんばろうとすると、望ましくない癖として身についてしまう場合もあります。

方法か、機能か、あるいはその他の項目に目を向けるべきなのか。

冷静に判断しましょう。

  • クドゥピエを2つに整理すると、レッスンに対応しやすくなります。
  • クドゥピエは、足部アンディオールを身につける、強くするなどの他、カマアシ対策としての効能もあります。
  • 脛の外側にある筋肉を活動させましょう。
  • 最初は力が入ることが重要です。その後は、動きを正しく生み出すための力の方向に目を向けましょう。

ファーストステップ♪

脛の外側の筋肉を活動させてみよう。

実践編:膝下(脛)発動の入門編

実践編:アンディオールとは、股関節だけではない

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