先生がいうことには、理由があります。
今すぐ役立つことなのか、あなたがもう少し成長したときを見越してのことなのか。
時期やどの段階での取り組みなのかによって結果は変わりますが、伝えたいことがあるのです。
今日は、股関節にまつわる“脚の付け根を伸ばす“について、わかりやすく解説します。
どのような状態を求めているのか。
どうなったらOKなのか。
感覚を掴むための手助け。
頭を整理して脳から出す指令と、体の機能面の整理をしましょう。
何のため?何がしたい?
この場合、【太腿の骨の端を前に押し出す、骨盤を後ろに傾けたい】ことがあげられます。
なぜ?
股関節の可動を広げ、脚を開き、アンディオールしたいからです。
ここでは、太腿の骨の端を前に押し出すことにフォーカスします。
難しく考えなくてもOK!
「開くために必要な要素」ということは認識しておきましょう。
さらに詳しく
この場合の「太腿の骨の端」とは上部、つまり、頭側のことを言っています。
骨盤のポジションを適切に取った上で押し出すことが重要です。
【より限定的な言い方にすると…】
骨盤ポジションを適切に取った上で、大腿骨頭を前に押し出す。
これにより、股関節伸展をする。
脚の付け根を伸ばす、押し出す、平らにすることを明確に表すとこのような言い方になります。
体験してみよう
脚の付け根を伸ばした状態を体験してみましょう。
タックアンダーになりやすいですので、注意しながらやってみます。
やってみよう
スタートポジション
- うつ伏せ
- 第1ポジション
- お腹、おしり、太腿を引き締める
- 膝を伸ばし切る
- 骨盤ポジションを確認
④膝を伸ばし切ると、膝のお皿は床につきません。
骨盤を安定させるためにも、必ず、伸ばし切りましょう。
試行
- 脚の付け根を床に近づける
スタートポジションの姿勢をキープしたまま行いましょう。
膝が緩んだり、腰が丸まってはいけません。(タックになっています)
片手を腰に当てたまま行って、確認しても良いでしょう。
モディフィケーション
- みぞおちから上のパーツを上げてみる
- 片脚をタンジュアラセゴンなどのバレエ動作にしてみる
脚の付け根を伸ばす、押し出す、平らにする目的とメリットを知りましょう。
また、タックアンダーの状態を把握しておくと、立位になったときに「避ける」ことに役立ちます。
これらは、レッスンではなく【レッスン外】であらかじめ把握しておきましょう。
- 「脚の付け根を伸ばす」目的は、股関節の可動を促し、脚を開くためです。
- 大腿骨頭を前に押し出すことを必要としています。
- 予め、正しい骨盤ポジションを取った上で、操作をしましょう。
ファーストステップ♪
3日以内に、うつ伏せの試行をやっておこう。
実践編:脚付け根と骨盤の傾きと高さ
【Thank you】
JBPでは、大人の方が最適に踊れ、かつ、今後の日常生活にも望ましい基準を定めています。
あなたが基準に沿ってレッスンすることは、安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!