しまう、引き締める、引き上げる:タイプ別お腹の対処法

2022/10/16

レオタードを着ることに抵抗があった頃は気になっていたであろう「お腹」

だんだん慣れていくと、出ているお腹が「標準」になってしまう場合も。

バレエにおいてお腹が出ている状態は、見た目の問題だけでなく「動作の機能性」をも失います。

お腹の対処法、タイプ別にわかりやすく解説します。

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“タイプ別お腹の対処法” について教えて!

お腹が出ているのは、なぜNGなのか。

しっかり認知するたためにも、まずはざっと整理しましょう。

その後、3つのタイプへの対処法を述べます。

なぜ、お腹が出ているのはNGなのか

バレエクラスだけで見受けられるかと思いきや、今では皆さん「お腹が出ているのは平気」になってしまっているようです。

多様性の時代。

もちろん、さまざまな考え方があって良いのですが、バレエに関してはお腹が出ていると誤ったテクニックを覚えてしまいます。

  • 体に負担がかかる(安全性が低くなる)
  • 力のかかるベクトルが【全て】変わってしまう
  • お腹の重さで反り腰・受動的な骨盤前傾になりやすい
  • 腰が潰れる(腰痛の原因)

山登りをするのに「山を登るルート」が間違っているならともかく、そもそもの「登山口」が違っているようなものです。

登山口が違うのに、「正しい山の登り方」を実践しているつもりでも、山頂に辿りつかないのは当然のこと。

こうした弊害があることを知りましょう。

3タイプの対処法

当てはまるタイプ、気になる項目から確認してみましょう。

順不同です。

お腹が出ている

  1. 恥骨と鳩尾をマーク。
  2. 恥骨と鳩尾を結ぶ線から出ているお腹をプレスする。

お腹が点線よりも出ている場合は、お腹の引き上げ方よりも「物理的にお腹が出ていないこと」が重要です。

骨盤角度との関係

骨盤の角度を修正しようとすると、お腹が緩む。

脚を上げる際など、骨盤を傾けるとお腹が緩む場合に該当します。

また、お腹がすでに出ていない場合は、こちらの方法で引き上げましょう。

  1. 指定の骨盤ポジションをとる。
  2. ①でとった骨盤ポジションのまま、お腹を斜め上方向にプレスする。

このタイプは、骨盤の角度を変えたり、修正しようとする際に、お腹が一緒に抜ける傾向にあります。

骨盤を動かしても、お腹は常に斜め上に力をかけ続けましょう。

胸郭と骨盤との関係

ウエストを高く保ち、腰のスペースを作ります。

胸郭と骨盤の切り離しや背骨の可動にも必要です。

  1. 胸郭下部と腰骨をマーク。
  2. 骨盤(腰骨)から胸郭下部を引き離し、距離をとる。

骨盤と胸郭の距離をとる際、骨盤を下げるのではなく、胸郭を床から遠ざけるのがポイントです。

その際、胸郭全体を上げようとすると余剰な力が発生しやすいので、胸郭下部を意識しましょう。

胸郭下部➡︎一番下の肋骨を意識するとわかりやすいよ。

まとめ

3タイプのお腹対処法。

まとめましょう。

  • お腹が出ていることの弊害を認識しましょう。
  • お腹が出ている場合は、物理的に出ないことが重要です。フラットにしましょう。
  • 骨盤の角度を変えずに、お腹を引き上げ続けられるようにしましょう。
  • 骨盤から胸郭までの距離をとることで、ウエストをスッキリさせましょう。

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