体感が「ない・薄い」あるいは「高めたい」
ここでは、体感に関する「本当のところ」をお伝えします。
一緒に読んでみましょう。
バレエは体を動かす舞踊である以上、頭(知識)だけでできるものではありません。
もちろん、頭を使うことは大人にとっては大きな力になります。
とはいえ、そこから先は体で表現する段階に入ります。
そこで出てくる体感についてのお悩み。
逃げなければ、体感は確実につきます。
それも、何ヶ月も、何年もかかるようなことではありません。
大人でも、いくつからでも、大丈夫。
体感がないと悩んでいた人も、やったら「感覚がわかってきた!」と言っているよ。
体感は誰でもつく
体感とは、特別なものではありません。
誰でも得ることができます。
なのに、なぜ体感がない・薄いのでしょう?
バレエレッスンでも耳にします「感覚がない、体感がないんです」
ちょっと厳しい言い方になりますが、逃げていると体感はつきません。
体感がある人というのは、逃げずに向き合った証拠なのです。
答えはこれ
体感は、刺激です。
つまり、刺激があまりにも薄かったり、全くない状態では、体感を得ることができません。
刺激を生み出すのは「筋肉」です。
特に大人の場合、筋肉を働かせる力(収縮)が弱過ぎて体感を生み出せないケースが多くあります。
これには、大きく2つのパターンが見受けられます。
- 全身の筋力が弱い
- 一部の筋力が弱い
「弱い」と記しましたがほぼ「ない」と言うケースも多いですので、あまり楽観的になるのは避けた方が賢明です。
全身の場合
全身の筋力が弱いというと、「老人」のようなイメージを抱きがちです。
バレエを習っているから、ジムに行っているから大丈夫。
その発想は、ちょっと待って!
私たちは『体が動く=筋肉が活動している』と思いがちですが、実際は大きく異なります。
筋肉を必要なだけ活動させなくても、体を動かすことはできるからです。
だからこそ、ケガが多発し、筋力不足に陥るのです。
バレエを踊るとなれば、日常生活を送る以上の筋力が必要なのは、ご存じの通り。
“日常生活を支障なく送れているから、筋力不足ではない“という発想は、間違いなんだ。そのままにしておくと、さまざまな不調が出てくるよ。
一部の場合
これは、よく「耳にするようなメジャーな筋肉」ではなく、バレエ特有の動きに対して起こる傾向があります。
バレエでもスポーツでも、日常生活を送る上では、そこまで活躍するわけではないけれど、バレエになるとメインキャストに顔を並べる筋肉があります。
そうした筋肉は、それ専用のトレーニングをしないと強くすることができません。
かつ、バレエをすれば強くなるのではないと言うのが、厄介です。
予め、トレーニングなどである程度強くしておき、強くなったものをレッスンで活用することでさらに強くなります。
つまり、レッスンで「0から1にすることはできない」のです。
「70を80にすること」はできます。
プロのダンサーたちも、レッスンの他にトレーニングやフロアエクササイズなどをしているよね。レッスンだけで解決できることではないんだ。
つまり、やれば体感はつく
大人のあなたが体感をつける方法は一択。
唯一の方法は「筋肉をつけること、筋力をつけること」
しかも、“体感がつくまで”という事なら、長く時間がかかることではありません。
【ありのままで】体感はつきません。
そもそも、ありのままで体感がないわけですから。
【ありのままで】バレエは踊れません。
バレエ自体が日常の動きとは異なりますから。
【ありのままがいいんだ】とあなた自身の希望を潰してしまわず、短期間でも逃げずに一気にやってみましょう。
体感をつける、強くするヒント。
ヒントというより、もう一択でした。
まとめましょう。
- 筋肉の働きが刺激となり、体感を生み出します。
- 筋肉をつけましょう、筋力をつけましょう。
- 「体が動く=筋肉が活動する」とは限りません。
- 全身が弱い場合と、一部が弱い場合があります。
- ゼロからでも体感をつける
- 体作りに集中できる
- 引き締まった背中と肩の引き上げ
あなたにクエスチョン♪
体感をつける唯一の方法は?