おニャーさんの勝手にレビュー:プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論 運動器系 編

勝手にレビュー

 このシリーズは、おニャーさんが実際に読んだ本を、
おニャーさん目線で【勝手にレビュー】をしていくコーナーです。

今回取り上げるのは、こちら。

プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版


おニャーさん勝手にレビュー
美しさ
(5.0)
実用性
(4.0)
オススメ度
(4.5)
本の重量
(2.0)
コスパ
(4.0)
本文の難しさ
(5.0)
総合評価
(4.5)

”おニャーさん解説”!

なんと言っても「美しい」

プロメテウス1

さまざまなアトラスの中でも、図の美しさはダントツです。
3Dなので、体の奥行きなどもわかりやすく、イマジネーションの泉と化すかも。

「解剖系は、絵がグロッキーで苦手」という場合も、比較的、抵抗が薄いかと思います。

 

実践的

プロメテウス2

解剖図だけでなく、運動学からの解説も記載されています。
そのため、「生きた解剖学知識」として活用することが可能です。

とはいえ、そうなると問題になるのが、解剖学だけでは理解できないということ。
つまり、内容を理解しようとするならば、物理学の知識が必要になってきます。

 

本気なら、超オススメ

プロメテウス3

「ガッツリ勉強したい+これまでに解剖学を勉強してきた+一般書では知りたいことが出ていない!」という方には、超オススメです。

確実な内容が、確実な視点から掲載されています。
また、著者・訳者の主観が少ないので、事実を淡々と知ることができます。

主観が少ない著書は、意外と少ないものです。

 

重い・高い・分厚い

プロメテウス4c

本というより「図鑑」。
かなりの重さがあるので、持ち運びには向いていません。

さらに、一万円を超えるお値段。
高いか、安いかは、使いこなせるかどうかにかかっているかもしれません。

 

コスパは、目的による

プロメテウス5

本気の人にとっては、一万円以上しても、かなりコスパがいい一冊。
気軽に調べたい人にとっては、高くつくかもしれません。

目的によって、大きく分かれそうです。

 

知識がある人向け

プロメテウス7

一般書ではなく【専門書】
メディカル・コメディカル専門の人以外が読むのであれば、それなりの知識が必要です。

誰にとっても、わかりやすいものではありません。
「バレエ教師が勉強する解剖学」レベルだと、チンプンカンプンの可能性大。

その上で、内容は理解できなくても、”3Dの図を見ることで、イマジネーションに役立てる” などの目的であれば、最適だと思われます。

 

 

バイブル的1冊に

プロメテウス8

おニャーさんにとっては、最もコスパのいい著書の1つ。
「疑問・質問、困ったときはプロメテウス」というくらい、調べものはここからスタートします。

持ち運びではなく、使う場所が決まっているのであれば、大きさや重さなども気になりません。
一定程度の知識があって、カラダの勉強をしたいのであれば、かなりオススメです。

*記事に書かれている内容は、個人的見解です。

 

JBP 先生方のご意見

プロメテウス9

参考までに、おニャーさん以外のJBP先生方のご意見を紹介します。

これさえあれば『他の解剖学の本は必要ない!』と、個人的には言いたいほどの良書です。

特に気に入っている点は2つ。
■筋・関節などの図が綺麗であるため、立体的なイメージをしやすい。
■ヒトの動きを分析するのに必須な【物理の要素・運動学】が詳しく書いてあり、実践的。

プロメテウスの文章や用語を理解するためには、中程度以上の専門的な知識が必要にはなります。
それでも、図・イラスト・ビジュアル面といった、一目見て『良い!!』と思えるポイントがたくさんあるので、

【専門的な解剖学の本が欲しい方にはとってもオススメ】な一冊です。

 

JBPタイトル