ダイナミックなグランジュッテ。
素敵に跳べたら、気持ちがいいし、自信が持てる事でしょう。
さあ、あなたに伝えるグランジュッテのポイント。
一緒に整理しましょう!
華麗な空中でのフォーム、実現のカギは?
山を越えるように跳び、空中で大きく開脚するグランジュッテ。
動きの特性的にグランソドシャ(グランパドシャ)より開脚しにくいですね。
まずは、動きを分解してみましょう。
前方のグランバットマンに上げた脚が[上がっている間に]後ろに脚を上げます。
グランジュッテがグランジュッテにならない原因がココ。
“デヴァンに上がる→脚が下がる&デリエールに上がる” これだと、トンベのようになってしまいます。
ここでやりたいのは、“デヴァンに上がった脚が高い位置のまま、後ろに脚を上げる” これです。
理屈はわかったけれど、実際には難しい
ジャンプ姿勢は、空中姿勢。
だからこそ、理屈が分かっても実際にやるとなると難しいものです。
考えている間に、動きが終わってしまいますから。
とはいえ、ちょっと捉え方を変えてみると、随分と動きやすくなります。
まず、動きの解説をしましょう。
前方のグランバットマンにいる間に、後ろの脚が上がる事で、両脚が空中で開脚する。
つまり、こういうこと。
▶︎前方のグランバットマンをしたら、高い位置で保持(キープ)する。
要するに、脚をすぐに下げちゃいけないってこと。
下がらない工夫が必要だということ。
それを空中でやるには、どうしたらいいのか?というのが今日の課題になります。
ここでポイントとなるのが「保持・キープ」の捉え方です。
▶︎保持=同じ形のまま力をかけ続ける
▶︎保持≠動きをつくったそのまま何もしない
とっても大切です。
保持というのは、何もしないことではありません。
つまり、グランジュッテにおいての前方へのバットマンも、上げたら終わりで、後ろの脚が上がるのを待っているのではないということ。
それだと、前にあげた脚が下がってきてしまうということを、改めて認識しましょう。
空中でキープを体験してみよう
グランジュッテにおいてのグランバットマンが、どのように保持されるのか。
フロアで体験してみましょう。
- 仰向けに寝る。
- 片脚を天井方向に上げる。
- そのままつま先を天井に上げ続ける。
③上げている側のおしりが床から離れるところまで、しっかり上げましょう。
②と③の違いを把握できるとさらにグッドです。
感覚がついたら、グランジュッテでも同じようにやってましょう!
まとめ
グランジュッテのポイントと同時に、保持・キープという概念も知ることができましたね。
ぜひ、バレエレッスンに役立ててください。
JBPでは、バレエの大原則である体の使い方を1月に取り上げます。
ぜひ、ご参加ください♪
ここまでをまとめましょう。
- グランジュッテは、デヴァンに上げた脚をキープしている間に、後ろに脚を上げます。
- 保持とは、形を変えずに力をかけ続けることを指します。
- フロアで体感を入れておきましょう。
ファーストステップ♪
フロアの体験を次のレッスンまでにやってみよう。