「お腹を引き上げる」引き上げの定番です。
具体的には?
一緒に考えてみましょう!
イメージしてみよう
どんな時に「お腹を引き上げて!」言われることが多いでしょう?
例えば…
◻︎お腹が出ているから「しまって」欲しいとき
◻︎ウエストや骨盤の高さを出したいとき
◻︎動きを軽やかに見せたいとき など
動作のときに「お腹上げて!」と言われやすいシーンが、もう1つあります。
▶︎片足になるとき/動作はじめ
例えば…
◻︎5番ポジションから、タンジュをするとき
◻︎5番ポジションから、クドゥピエをするとき
◻︎5番ポジションから、片足プリエをするとき(バットマン・フォンデュなど) など
体を高くする目的で「お腹を引き上げて!」という指示が出ます。
保持とは、アクションを起こすこと
例えば、5番ポジションからタンジュをする。
両足→片足 になるわけですが、お腹を引き上げることで、何を防ぎたいのでしょう?
その目的は?
例えば…
◻︎骨盤がズレる/流れるのを防ぐ(寄りかかり防止)
◻︎支持脚が逃げるのを防ぐ
◻︎体が下がるのを防ぐ
両足→片足 になるとき、何もしなければ、支持側に寄りかかってしまいます。
骨盤が移動し、おしりに寄りかかり、支持脚が引けてしまう。
骨盤が歪み、落ちてしまう。
結果、体が下がる。
ポジションを「保持」するということは、何もしないことではありません。
保持とは、「保ち続けているように見えるために、何らかのアクションを起こし続けること」を言います。
そのアクションの1つが「お腹を引き上げる」です。
主役登場!
このとき、主役となって活躍するのが「内腹斜筋」というお腹の筋肉。
内腹斜筋の働きは、アラベスクでも大いに活用されます。
内腹斜筋の活動が不足している場合のアラベスクで起きやすいこと
・上げている脚がその向きにならない
・高さがでない
・腰が痛くなる など
内腹斜筋の働きは、アンディオールや高さを促してくれるのです。
この筋肉が積極的に骨盤にアプローチし続けることで、5番ポジションでの骨盤や支持脚の位置を変えずに、片足になることができます。
参考
アラベスクでのお腹の引き上げ方詳しい内容は、ワークショップで取り上げるよ♪
まとめ
ここまでをまとめましょう。
- 「お腹を引き上げて!」と指示が出た時の、具体的な方法を知りましょう。
- 両足→片足 では、5番ポジションでの骨盤や支持脚の位置を変えません。
- その際に、お腹を引き上げることで「位置を変えない」ことを実現します。
- このときの筋肉の主役は、内腹斜筋です。
この記事に関連するWS
ワークショップ『内腹斜筋でお腹を引き上げ』:詳細ページ内腹斜筋の出力やどんなバレエ動作で、どんな意識を持ちたいのか、どのように動くのか、解説していくよ!