「背中から腕を動かす」とは、バレエレッスンでの指導言語です。この印象を作り出すには、背中の筋肉、広背筋の活躍が欠かせません。
今回は、背中から腕を使うことのメリットや、広背筋のエクササイズするメリットなどについて解説します。
身体は語りかける
背中から腕を動かすことが与える印象を知りましょう。動画を活用することで、動作分析力も身につけます。
大きく放つ存在感
背中から腕を動かすことで、圧倒的な存在感を放っています。
バレエの基本であるポジションが正確なだけでなく、より美しく。そして、ポジションからポジションへ移る際の「軌道」に目を向けましょう。
存在感のあるポールドブラになり、身体を安定させ、堂々とした立ち振る舞いに変わります。
大きく伸びやかな動きになる
動きが大きく優雅に見えるのは、ウリヤナが長身だからという理由だけではありません。
背中と腕を繋げるには、余分な動きがないことがマスト。その結果、背骨をたくさん動かすようになるため、空間を大きく活用することができます。
シンプルな動きでも、目をひきつけてやまないダンサーの共通点です。
ポエジーになる
正しい背中と腕のコネクションが取れると、機械的・事務的な印象だったムーブメントが、詩的なものへとステップアップします。
「身体が歌うように、語りかけるように」という言い方がありますが、背中と腕の関係性が構築されているからこそ。
セリフではなく、一振りで物語る。バレエならではの表現です。
バレエの特徴的な動かし方
バレエにおいての正しい腕の動かし方。その要素の1つが、腕を動かしても姿勢が変わらないこと。
アンオーにすると肩がすくむ、回転のプレパラシオンで腕の動きで身体が振られてしまう、ポールドブラがバレエらしくない。
広背筋がしっかり活動できると、こうした悩みを解決できます。先ほどの動画を参考に、広背筋とバレエの関係について理解を深めましょう。
バレエ動作での働きやメリット
広背筋が働くことでのバレエ動作へのメリットです。各項目、動画確認してみましょう。
- 姿勢保持
疲れても崩れることがない - 肩がすくまなくなる
腕を高く上げても、胸は広く、首が長いまま - 脇が潰れるのを防ぐ
腕が身体にくっついてしまうことがない - 肘が下がらない
常に正しい肘の向きが取れる - 骨盤が引き上がる
骨盤が常に床から遠かったまま保てる - 目線が上がる
バレエで望ましい目線の高さから下がらない
広背筋をエクササイズするメリット
- プロポーションが良くなる
- 基礎代謝が上がる
- 猫背が改善する
- 腹部を薄く保てる
大人には2つ同時がオススメ
広背筋は、骨盤に付着しているため、おしり周りの筋肉も同時にエクササイズすることで、効果を得やすくなります。
JBPバレエWS 「背中から腕を使う」
専門家監修のエクササイズで、広背筋とおしり周りに同時に刺激を送るため、立位時の正しいアライメントが取りやすくなります。
また、バレエのアームスポジションや動きの軌道も解説するので、背中から繋がったポールドブラをバレエクラスですぐに活用できます。
動き方が中心のため、バレエステップに自信がない方も、安心して取り組める構成になっています。
まとめ
背中から腕を動かすポールドブラでは、姿勢維持が重要であり、広背筋の働きが不可欠です。しっかりと出力できるようになると、意識しなくても正しい姿勢を保つことができますし、余分な動きが減ります。
エクササイズとバレエ動作のWチェックで相乗効果を狙いましょう。
JBP バレエワークショップ
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