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【解説】ピルエットが不安なあなたへ【バレエらしくなる1つの方法】|大人のバレエ

おニャーさんの部屋へようこそ。

バレエをもっと好きになろう!

 

 

ワガノワメソッドを確立した “アグリッピナ・ワガノワ” 先生は、こんな言い方をしている。

トゥールの技術のなかに含まれている脚の全ての動きを、段階を追って学んでいかなければ、生徒はぞんざいでいいかげんなやり方を容易に身につけてしまう。

「ぞんざいに」しっかり心に留めよう。

 

 

 

個人的には、ワガノワメソッドも他のスタイル同様、メリット・デメリットがあると思っているが、それはさておき、このツイートを見ていただこう。

 

 

ピルエットに限った話ではないが「フィニッシュ」というのは、その全ての印象を決定付けてしまうほど、重要項目である。

 

 

 

学生の頃、稽古を付けてもらっていたコーチがよく言っていた言葉。

「終わりよければすべてよし」

 

 

字の如く…というよりは、「それまでがどんなに良くても、フィニッシュがよくなければ台無しですヨ」の意味。

 

ピルエットアンディオールのフィニッシュについて、詳しくお伝えしよう。

【解説】ピルエットが不安なあなたへ【バレエらしくなる1つの方法】

知っておくと便利なこと

▶︎ピルエットアンディオールをおさらい。

・その1:左足前 第4ポジションのプリエ

・その2:右脚がルティレ+左脚はルルヴェの形で右回り

・その3:右脚を後ろに引いて、広い第4ポジションでフィニッシュ

 

今回の課題は “その3” 

その前に、整理しておきたいことを片付けよう。

 

 

 

▶︎ルティレとパッセ

膝を折り曲げた状態で引き上げ、つま先を支持脚につけた状態。

実際のレッスンでは、ルティレでもパッセでも、大方、問題はない。

細かいことを言うならば、こんな感じ。

 

・ルティレ=ポジション、形

・パッセ=通過するというムーブメント

 

よく「ルティレを通過するのがパッセ」と解釈しているのを見かける。

間違いではないが、語弊がある。

 

なぜなら、パッセとは「ルティレを通過する動きとは限らない」から。

その証拠に、ジュッテパッセではルティレの形は登場しない。

 

私がWSで使い分けているのは、こうした事情があるから。

意図がわかるのであれば、分けた方が正確に意味が通じる。

 

 

 

▶︎今回の課題であるピルエットのフィニッシュ。

主役は、ルティレではなく「パッセ」。

 

「伸びて〜!」何を見せたいのか?

回り終わりに、バレエの先生はよく「伸びて〜!」と叫ぶ。

「ヤッホー!」並みに定番。

回答:余裕のあるフィニッシュ

▶︎”バレエ=一生懸命やってます” 感が出るのはダメ。

・ジゼル2幕、ウィリ達が「がんばってます感、満載」だったら?

・オーロラ姫が「がんばってます感、満載」だったら?

・シルフィードが「がんばってます感、満載」だったら?

 

ずいぶん、ガテン系な印象に変わる。

 

 

要するに「ピルエットなんて、大したことありませんわー」にしたい。

 

 

 

体は伸ばさない

実際には、伸ばしちゃいけません。

 

▶︎実は、ここがピルエットのミソ。

核心がここにある。

ピルエットで表現したいのは、回ることではない。

なんだろう??

 

WSではすでにお話し済み。

忘れちゃった・まだ聞いてない・知りたい!

はい、直接聞いてください。

一言でお答えします。

 

フィニッシュで軽やかさを

最大のポイントはコレ

フィニッシュを「バレエ」にする。

そのカギを握るのが「ルティレ→パッセ」

青いマルにルティレのつま先がついているとする。

 

▶︎このつま先をどう下すのかがポイント。

動作足のつま先は、支持脚の腿を斜め上方に横断する。

図を作ってみたが、どうにもコレが限界。

やはり、対面に敵うものはない。

 

 

▶︎「横断」がポイント。

いわゆる「伸びて〜」がコレ。

 

 

▶︎フィニッシュ抜群なダンサーがいる。

伝説の「ユーリ・ソロヴィヨフ」

彼以上のテクニシャンは、いまだ現れない。

彼以上の「完璧な技術」を持ったダンサーは、いまだ現れない。

人間離れした高い技術力を有したダンサーだが、それだけにとどまらない。

こうした「ディテール」が、宝石のように散りばめられているのだ。

 

 

 

▶︎脳内バレエをしよう。

・その1:プレパラシオン 第4ポジションのプリエ

・その2:右脚ルティレ、左脚ルルヴェで右回りがはじまる

・その3:パッセ

・その4:着地

 

イメージができたら、シミュレーションへ。

ルティレ→パッセの確認を回らずにやってみよう。

そこまでできたら、いよいよレッスンでの「実験」だ。

 

 

[prologue step♪]

脳内バレエを3回。
タイミングも
シミュレーションしてみよう!

おニャーさんより

 

著者おニャー

JBPタイトル