今だから!:大人が知りたいタンルヴェのポイント3

タンルヴェ③アイキャッチ

このシリーズも最終回。

初期に教わる、とてもシンプルなタンルヴェがこんなにも奥深いものだったと、実感していただけたなら嬉しい限り。

動きは【慣れる=上手になった】ではありません。

動きに慣れてからが、上手になる切符を手に入れたということ。

慣れて終わりにせず、乗車しましょう。さまざまな動きへと波及します。

バレエの真髄、超入門

コントロールという言葉。

大人の方にとって、あまり興味があるものではないようです。

“コントロール” という言葉が含まれたタイトルの記事は、軒並み不人気な傾向にあります。

それでも、言い続ける必要がある理由。

それは、バレエは【コントロールの芸術】だからです。

つまり、ここにこそバレエの真髄が宿っています。

タンルヴェで学ぶこと、最終回の今回は【コントロールを学ぶための超入門編】です。

【タンルヴェ前回の記事 あわせて読みたい】

タンルヴェ②アイキャッチ 今だから!:大人が知りたいタンルヴェのポイント2

足あとは1つ

あなたの足裏にペンキをけたとしましょう。

その足でタンルヴェを連続して行います。

足あとは何人分ありますか?

あなたは1人、あなたの足あとは1人分。つまり、足あとは1つです。

複数の足あとがあるということは、体や動きをコントロールできていない証拠です。

タンルヴェを繋げる

タンルヴェを正確に行い、足あとが1つになれるようにコントロールする。

それにより、どんな良い影響があるのでしょうか。

  • アレグロ
    ポジションや重心を正確にとることができる。
    ムダな動きが減るため、速く動くことができるようになる。
  • 大きなジャンプ
    衝撃を分散させることができる。
    高く跳んできるように見せることができる。

コントロールしようとすると、結果として【引き上げ】を必要とするので、結果として高く跳んでいるように見えます。

足あとを1つにしようとすることでコントロールを学び、それらは、こうした動作へと反映されていくのです。

【足あと1つ】やってみよう

頭の先から爪の先まで。

自由自在に体を操る、最も初期に学ぶこと。

シンプルな動きをバレエにしましょう。

対策

足あとを1つにするためには、空中でのポジションをコントロールすることが必要になります。

甲を出そうとして、足首やつま先を伸ばそうとして、誤ったタンルヴェになっていませんか?

正しい方法にアップデートしましょう。

  • 指定のポジションでのつま先位置を確認
  • アテールでのつま先の真上に“跳んだときのつま先”がくるようにタンルヴェする。

つま先を伸ばそうとして、内側に引き込んでしまっている場合は、まっすぐ床方向に伸ばすように修正しましょう。

まとめ

【足あとは1つ】バレエの真髄を学ぶ入門として、忘れずに実践しましょう。

体への負担も軽減されます。

長くバレエを楽しむためにも、何が大事なのかを整理しておきましょう。

  • バレエのジャンプは、ただ跳ぶのではなくコントロールされたものです。
  • 足あとを1つにしようとすることで、コントロールを学びます。
  • つま先はまっすぐ下に伸ばします。内側には入れません。

ファーストステップ♪
足あと1つ、脳内バレエをしてみよう!

【参考:ジャンプや回転の鍵となるエポールマン】

【Thank you】


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あなたが基準に沿ってレッスンすることは、バレエを愛する全ての大人に向けて、本当のバレエを、安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!

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