とてもシンプルなバットマン・タンジュ。
動きがわかっているからこそ、こだわってみましょう!
バットマン・タンジュ
アシを[出す]と[戻す]だけで構成される、バットマン・タンジュ。
実にさまざまなバレエ動作に含まれています。
ここで、バットマン・タンジュのルールを復習しましょう。
□膝を伸ばしたまま動かす
□足首を伸ばす
□脚の角度を変えない
最低でも、この3つはできるようにしましょう!
ここは、知っているだけでは不十分!
無意識に起こる間違い
この記事で取り上げるのは、膝を伸ばしたまま脚を出すことについて。
バットマン・タンジュを先導するのは、脚ではなく「足」です。
無意識にやってしまいがちな間違いは、太腿から脚を動かそうとしてしまうこと。
5番ポジションから太腿がピキッと動き、まだ足が動く前に、脚と脚の間に隙間が空いてしまうのは、誤ったアシの出し方です。
この時点で、膝が曲がった(緩んだ)ことを意味しています。
正しい出し方
5番ポジションにおいて、前後の太腿は「糊付け」されています。
ここから、各方向に出ようとするのは「足/フット」だけです。
まず、踵が足指の付け根に向かって寄り、その後、足が先導して、脚も動きます。
この間、太腿と膝から足首までの部分は、できるだけ「くっつけておこうとする」のが正しい方法です。
足(フット)とは、靴を履く部分。足首は含まれない。
脚(レッグ)とは、脚の付け根から足首までの部分。
シミュレーションしよう
腕と手を脚と足に見立てて、シミュレーションしてみましょう。
バットマン・タンジュで積極的に動きたいのは、脚ではなく足。
脚は、足につられて「しかたなく」動くだけです。
・腕は、脚。
・手は、足。
5番ポジション、左右の腕をつけます。
腕をつけたまま、手を動かしましょう。
脚と足の働く方向の違いを、しっかり頭に叩き込みましょう!
まとめ
バットマン・タンジュの正しい方法がわかりました。
ここまでをまとめましょう。
- タンジュは、脚ではなく足が先導します。
- 太腿からアシを動かすのは誤った動き方です。
ファーストステップ♫
太腿ピキッになっていないか、チェックしておこう。
この記事に関連するWS
足部の働き
【足部アーチの形成と足裏】/リスフランjt./ショパールjt./甲を高くする