【経験者向け】動きの滑らかさ:引き上げて動く3つのステップ

2022-4-18

ギスギス、ドタバタ、ギクシャクした動きにしたくないのは、あなたも同じことでしょう。

水が流れるような滑らかな動きに、必要不可欠なのが“引き上げ“

具体的な方法を3つのステップで解説します!

力ずくではない「引き上げ」を目指す

今回取り上げたいのが「第1ポジションの通過」。

ここで、体が下がってしまい、そのまま大きな動きへとなだれ込んでしまいがちです。

  • 前方向へのグリッサードで第1通過
    ↪︎グランジュッテ、グランパデシャ、ジャンプ
  • 後ろのタンジュから第1通過でストゥニュー(前)
    ↪︎ピケ、トンベ、ルルヴェ

グランジュッテなどは、2回の通過が出てきます。

  • 前方向へのグリッサードで第1ポジションを通過し、
  • 第1ポジションを通過して、前方向に脚を上げる

他のステップでも2回登場します。

  • 前方向へのグリッサードで第1ポジションを通過し、
  • 第1ポジションを通過して、ブリゼやカブリオールなどが入る

後ろのタンジュから第1ポジションを通過し、片脚プリエに構えた後には、実に、さまざまな動きが組み合わされます。

  • アラベスク、アティテュード、ルティレやクドゥピエなど、ピケやルルヴェなどと組み合わせて

このようなステップでも、第1ポジションの通過は必須です。

  • グランフェッテ
  • イタリアンフェッテ
  • アントールナンアントールラッセ
  • ソドバスク など

第1ポジションでいかに体を高くしておくか、安定させておくかが、これらの動きを成功に導く鍵となります。

滑らかな動きへの3ステップ

滑らかな動きへのポイントの1つが【上下運動を減らすこと】です。

引き上げの大きな目的も、上下運動を減らすことにあります。

これによって、いつでも次の動きに移ることができる【プレパレーション】を作ることができます。

ポイント1:頭の高さ

第1ポジションを通過するときに、頭が下がってしまうと、体全体が下がってしまいます。

支持足の膝が伸びていようと、プリエだろうと、ルルヴェだろうと、第1ポジションを通過するときは、頭のてっぺんで天井を圧すようにしましょう!

参考頭の高さを保つ

ポイント2:肩の代償

ポイント1での“頭で天井を圧す“をやろうとすると、肩を下に押さえつけるという代償が発生しやすくなります。

これを防ぐためにも、第1ポジションを通過するときは、軽く息を吸いましょう。

吐くと体が落ちるので注意。

参考肩甲骨の位置をとって首を長く

ポイント3:内くるぶしの向き

第1ポジションを通過するということは、次のどちらかの足(脚)運びになります。

  • 後ろから前へ
  • 前から後ろへ

いずれにしても、前または後ろに出した足、くるぶしの向きをとりましょう。

  • 前または後ろに出した足の“内または外くるぶし“が進行方向を向く

くるぶしが適切な向きを取れているということは、しっかり開いているということです。

パラレルのように縦足になると、それだけで体が落ちます。

「開く」ということは、その過程で体が上がります。

基本的なことを大事にしましょう!

参考脚の回し方、アンディオール

まとめ

滑らかなつながりの良い動きを目指しましょう。

まとめます。

  • 上下運動を減らし、ギクシャクした動きを減らしましょう。
  • 第1ポジションの通過で体の高さを保つことで、滑らかな動きを実現します。
  • 3つのポイントを押さえて、次の動作へと美しく導きましょう。

あなたにクエスチョン♪

滑らかで優雅な動きに欠かせないのは、何番ポジションの通過?

【Thank you】

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