この記事では、様々なステップで活用される第1ポジションを通過する動きについて、3つのポイントで解説します。
様々な動きに不可欠
ロンドゥジャンブアテールでは第1ポジションを通過、この動きは、たくさんのステップで必要とします。上体や骨盤が余計な動きをせず【脚】を積極的に動かす意識を持ちましょう。腹踊り禁止🙅♀️第1を通る際、毎回【開く】ことを確認、そのまま次のロンデに繋げるとアンディオールしたまま脚を動かせます🌷
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) August 19, 2021
バーレッスン。ロン・ドゥ・ジャンブ・ア・テール(以降、ロンデと略す)では、必ず第1ポジションを通過します。前後に脚を振るバランソワールでも同様です。
例えば、クロワゼ・デリエールのポーズから脚を前に出すときに第1ポジションを通過、ピケやトンべ、ソッテへと繋ぎます。
もちろん、大きなジャンプ直前のグリッサードや、アントルラッセ、フェッテ・ソッテまたはルルヴェといった半回転する動作でも第1ポジションを通過します。
さらには、大技イタリアン・フェッテでも必須事項です。
バレエステップには、欠かすことができないムーブメントだということがわかります。
押さえよう!3つのポイント
”第1ポジションの通過” という動作は、そのものだけで完成されるのではなく、次の動作を生み出す動力となることが大切です。
その点は、プリエと同じ役割を担っています。
プリエについては、こちらも参考になります
足底の在り方とプリエでの使い方をわかりやすく解説|大人のバレエ上達
まずは、シンプルなバランソワールやロンデでポイントを押さえていきましょう。
Point1:膝を伸ばす
第1ポジションを通過する際は、膝を伸ばしましょう。
”プリエでやります” という指定があれば別ですが、「プリエではないが膝が伸びているわけでもない緩んだ膝」はNG。
骨盤のプレースメントに誤りがあると、伸ばそうとしても伸ばせないケースがあります。心当たりがある場合は、先に[Point2] をやってみましょう。
ただし、骨盤を修正すれば勝手に膝が伸びるわけではありません。「膝を伸ばす」という意思は忘れずに。
Point2:腰骨の高さ
左右の腰骨の高さを揃えたまま、第1ポジションを通過しましょう。
経験者に多い誤りは、動作側の腰骨が落ちてしまうことです。これにより、腹部がたるみ、体全体が落ちてしまいます。同じ高さに揃えましょう。
Point3:骨盤の位置
骨盤全体が支持側に流れ、おしりに座った状態(寄りかかり現象)になっていないかを確認しましょう。
プレパラシオンが第5ポジションだったとしても、第1ポジションを通過する度に [第1ポジションでの骨盤位置] をとるように心がけましょう。
絶対に忘れてはならないこと
第1ポジションの通過という動きのポイントを3つお伝えしましたが、これには前提となっていることがあります。それが、胴体がクニャクニャと変形しないこと。
脚の動きに負けることなくボディを保持できないと、3つのポイントをやっても成果としては表れません。クニャクニャ・グラグラしない、要するに「変形しない強く・使える体幹」は、絶対的に必要です。
ほとんどのケースで本人の自覚がありません。自覚のあるなし問わず、しっかりと押さえましょう。
・変形しない体幹があった上で3つのポイントを押さえ、次の動作を生み出しましょう。
変形しない体幹のために、こちらが参考になります。
WS情報:体作りに集中する100分【バレエのベース】 #筋力 #可動域 #持久力
膝の伸ばし方は、こちらが参考になります。
WS情報:バレリーナの膝の伸ばし方【必修】 #キレイな脚 #押し込むではない
3つのうち、
どれか1つを試してみましょう!