指先にまで神経を行き届かせる。
指先「まで」なのか、指先「から」なのか。
大人のあなたに対する答えは、後者。
つまり、新たなスタートにやっと立てたということ。
ある意味、ご褒美でもある
それまではさほど気にならなかったのに、ある日、 “気になる項目入り” をしていることに気づく。
手指や腕は、そうした傾向が強いパーツです。
このパーツは、ある程度のレベルに達しないと “気になる” まで行きません。
それまでは、他のことやパーツの方が気になるものなのです。
気になり出す時期
手指や腕が気になり出したとき、あなたはすでに次の項目に変化が起きている可能性があります。
これまでがんばった成果です。
逆の言い方をすると、これらに変化がなかったり、まだまだ変化を感じるほどではない場合は、あまり気にならない可能性大。
- 回転やジャンプなどのテクニカルなことにもチャレンジしている。
- 姿勢を支えるだけの強さが、ある程度はある。
- 以前より、開けるようになった。
- 以前より、つま先が伸びるようになった。
- バレエ用語やポジションがわかるようになった。
- レッスン進行についていけるようになった。
- 体力がついてきた。
特に、姿勢を保てる強さが一定程度ないと、常に体全体がブレているため、手指や腕が気になるところまで行きつきません。
手指や腕が気になり出すということは、もちろん改善の余地ありではあるものの【他の部分がよくなってきた】ということでもあります。
チェック!
あなたにも、心当たりや不安はありませんか。
該当する項目があるのならば、そろそろ、とりかかる時期がきたのかもしれません!
- 回転やジャンプで腕に振り回される。
- 手・手指に力が入りすぎる、入りきらない。
- 手・手指が垂れてしまう。(指先が床を向いてしまう)
- 気づくと腕が下がってしまう。
- 手指や腕の【具体的な】形がよくわからない。
これらは、「手指はこう!」「腕はこう!」という情報が体に入っていないことが原因です。
抽象的な捉え方(大きな気を抱える、楕円を作るなど)から、具体的な方法へとステップアップしましょう!
普段のレッスンでは、順番や場所、先生からの注意点など、気をつけることがたくさん!
無意識でもできているように、体に染み込ませておいた方がいいね。
手指と腕のクレンジング
手指や腕に関する具体的な情報を入力する際、材料となる機能があります。
ここまでは、できるようにしておきましょう。
また、動かし方の癖をとること(クレンジング)にも効果的です。
この先に、バレエでの具体的な方法があります。
やってみよう!手指と腕のクレンジング
スタート:肘を曲げ、手指を伸ばす。肘から先をテーブルの上につける。(手のひらが天井向き)
手指と腕のポジション
- 中指と手首の真ん中、肘裏の真ん中を一直線上に揃える。
➡︎手が小指の方に傾いていませんか?
動かし方
- 手の甲を机から離し、手首を曲げる。
➡︎手指が曲がっていませんか?
➡︎手首を曲げたとき、中指は手首・肘裏真ん中の延長上に位置していますか?
まとめ
手指や腕は、足や脚よりも癖がつきやすく、いきなり改善しようとすると時間がかかってしまいます。
また、器用で動きやすい分、改善に時間がかかるパーツです。
バレエでどうするかの前に【クレンジング】をして、癖をとっておきましょう。
- 手指や腕が気になり出したら、他がよくなってきた合図です。
- 【抽象的から具体的へ】形やポジションをとりましょう。
- 手指と手のクレンジングをしましょう。
ファーストステップ♪
手指のクレンジングを3日以内にやってみよう!
【Thank you】
JBPでは、大人の方が最適に踊れ、かつ、今後の日常生活にも望ましい基準を定めています。
あなたが基準に沿ってレッスンすることは、バレエを愛する全ての大人に向けて、本当のバレエを、安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!