上級者ほど重要視する:エポールマンはバレエの鍵

パンドラの箱でさえも、鍵がなければ開かないものです。

鍵を持ってさえいれば、宝箱を開けることも、しまうこともできます。

目の前にある鍵を手に入れるかは、あなた次第。

エポールマンだけに終わらない

「クラシック舞踊の形態の豊かさは、このクロワゼやエファッセから引き出されている。やや退屈で単調なファスしかなかったならば、それがこれほど華やかに開花することはなかっただろう」

アグリッピナ・ワガノワは、このような言葉を残しています。

エポールマンは間違いなく、バレエを発展させた主役の一人です。

エポールマンで得られること

ここに宝箱があるとしましょう。

宝箱の中には、たくさんの「宝」が入っています。

  • 回転でのスポット、首の「可動域」
  • 体や動きの立体感を出す「奥行き」
  • 体のラインを形成する「スクイーズ(絞り)」
  • 回る、体を切り替える動力としての「ローテーション(回旋)」
  • 情景や心情などの「表出」

これらは、「エポールマンという鍵」を使って、宝箱を開けることで手に入る「宝」です。

エポールマンのルール

さまざまな表出方法があるエポールマン。

とはいえ、どうするにしても守るべき【ルール】があります。

ルールを守っていなければ、エポールマンと呼ぶことはできません。

レッドカードをもらう前に、あなたからチェックしましょう。

ルール1

アンファス(正面)では、胸と顔は同じ方向を向きます。

“アンファスでとったポーズを45度、方向を変えただけ” これは、エポールマンではありません。

クロワゼとエファッセでは、胸と顔が同一方向を向くことはないからです。このルールを守らないと「なんか、変」ということになります。

「クロワゼでは顔はこっち、エファッセでは顔はこっち」というように、エポールマンでの基本的な「型」を身につけましょう。

もし、どこを向いたらいいのかわからない場合は、とりあえず “胸は斜め+顔は正面” につけましょう。

バレエのルールブック

胸と顔は、アンファス以外で同一方向を向くことはない。

エポールマンで顔がどこを向くのか。

意外ときちんと教わる機会がないものだね!

ルール2

“のぞく” など、いわゆる「顔をつける」と途端に起きる誤りが、首が頭を支えられずに頭が垂れてしまうこと。

生気がなく、老けてみえ、不自然で、やる気がなく、そして感じ悪く映ります。

正しくは、【頭や首の後ろを立てたまま顔をつける】です。

また、首の可動域が足りない・動かし方が悪いと、あなたの意に反して同じ状況を生み出します。

大人の9割以上は、首の可動域が足りません。正しく、美しく動かすためにも、可動域を確保しましょう。

バレエのルールブック

頭と首の後ろは立てる。
頭が垂れるようなことは、いかなるときもあってはならない。

これは早めになおさないと、誤解を招きやすいね。

まとめ

バレエの鍵であるエポールマン。

正しいエポールマンを実施することは、宝箱の宝を手に入れることとイコールです。

  • 正しいエポールマンができるだけの首の可動域を確保しましょう。
  • 胸と顔が同一方向を向いてはいけません。
  • 頭は首の後ろは立てておきましょう。
  • 基本的なエポールマンのパターン(顔の付け方)を身につけましょう。
  • 正しいエポールマンは、美しい動きにするだけでなく、テクニックに直結しています。
  • バレエと言わしめるほどの項目です。必ず、できるようにしましょう。

ファーストステップ♪
クロワゼとエファッセを整理しておこう!

【実践編:エポールマン 〜基本原則を身につけよう〜】

【Thank you】


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あなたが基準に沿ってレッスンすることは、バレエを愛する全ての大人に向けて、本当のバレエを、安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!

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