2022年10月12日開催
【JBP大人専用バレエワークショップ】
脛のストレッチと足・足指の剛性 ”トウまで使える足”
3stepで手に入れる 股関節ストレッチとエクササイズ ”体作りのワークショップ”
ご参加頂き、ありがとうございました!
足と足指の剛性と、その主要アイテムとなる脛の筋肉のストレッチ。
股関節ストレッチとエクササイズ。
どちらもなかなか根深い課題であることが改めて判明したWSでした。
では、振り返りましょう。
よかった点や今後の課題などを述べます。
まずは、16時20分スタートのWSから。
✔️やろうとしていることが伝わった
何をどうしようとしているのか。
体の動きを通じて伝わるようになりました。
ここができれば、足りないことを補充するための提案や、もっと良くするための提案をする事ができます。
✔️動作においての「適切な移動距離」が取れていた
移動する動作において、望まれた移動をせずに(移動距離が足りずに)脚を引き込んでしまうのも間違いですが、移動するために骨盤をずらしたり、姿勢を崩しての、長距離移動もNGです。
今回は、足や足指の剛性を意識することで、動作に対しての適切な移動距離を取れていました。
結果として、スムーズで自然な動作になっていました。
✔️足の課題としては『タイミング』
足先を床に着く際に、甲や足首が無意識に緩んでしまうのは、今後の課題と言えます。
とはいえ、緩んでいることが自覚できた方に関しては、あとは意識的に取り組むだけです。
今まで無自覚だったのであれば、意識することで発見できることも増えていくでしょう。
✔️足指に関しては、まず気づけること
【床を圧す】具体的な方法をお伝えしました。
また、フロアで疑似体験を行いました。
足指の剛性が低いと圧をかけた際に、足指が曲がってしまいます。
曲がっていることに気づいていないケースもありますので、最初のうちは肉眼なり鏡なりでフォルムのチェックをしましょう。
感覚でやっていると、足指が曲がってしまうことが癖になることも考えられますので注意しましょう。
✔️ニュートラルの良さ、反らせる偉大さ
ニュートラルというべき伸ばし方をはじめてやってみました。
中間位というだけあって、どっちつかずな(笑)なかなか難しいポジションですが、思ったよりも取れていたように感じます。
このポジションのメリットはWSでお伝えしましたが、かなり強度の高い伸ばし方です。
かの有名な(すでに引退されていますが)元オペラ座のバレリーナは、この伸ばし方をビシッとやっておられます。(だからこそ、人間離れした可動域を持ちつつも、あれだけ強くなれたのでしょう)
その上で、衝撃に耐えるという点において、足指を反らせる力が必須だということもお話ししました。
ニュートラルはいわば、オールラウンダーのような伸ばし方ですが、動作においては「反らせる」伸ばし方が専門職のようなものになります。
これまで取り組んできた『反らせる』今後も大切に育てていって欲しいと思います。
続いて、19時20分スタートのWS。
✔️動き的にも、取り組み的にも、かなり両極端な印象
何かを見出そうと試行錯誤しているケースと、自分の方法でそのまま続投しているケースと、かなり両極端な取り組み方だったことに驚きを感じています。
また、「フォームを取るのは得意だけれど、運動スピードが出ない」あるいは「やろうとすればスピードは出るけれど、フォームへの疑念がない」など、それぞれの良いところと改善点がとてもわかりやすく表れていました。
もし、ご自分で気づかれているのであれば、それは欠点ではなく、問題ではなく「今後の課題」として、「希望」として捉えて欲しいと願います。
✔️最後までやり抜いたことは立派
今回は、股関節に関するストレッチや筋トレだけでなく「フロアで終わりにならない動作に活かす動かし方」として3ステップで構成しました。
バレエ動作に必要な動きを逆算して、動きの中で可動がでるシステム作りというテーマだったわけですが、やりなれないエクササイズが沢山あったと思います。
やりなれない動きは、それだけで疲れるものですが、よく最後までやり通しました。
決して、手を抜くことなくやり抜いた姿を私達はちゃんと見ています!
✔️可動域が広がっていました
ステップ3での可動域拡大ストレッチで驚いたことがあります。
それは、いつもの姿から想像できないレベルで可動域が広がっていたということ。
もしかしたら、必死で自分では気づかなかったかもしれませんね。(そのくらいでいいんです)
鏡越しに皆さんを見た時「あれ、こんなに可動域あった?」と目を疑ってしまいました。
それまでのエクササイズを適切に行おうと努力した証拠でしょう。
結果が出てよかったですね。
✔️忘れないでください、とても大事なこと
可動域を広げるために大事なこと。
担当講師からお話がありました。
力が入りすぎても広がらない。
かといって、抜け抜けの体でも広がらない。
私たちが欲しいのは「活きた(生きた)可動域」です。
実はこの日、16時20分のWSが始まって早々、「まもなく脚が攣りますよ〜」というスイッチが入ってしまうという【気温低下による冷え】を実感した1日になりました。
体感以上に、足元は冷えているものです。
コートなどの羽織りものは着ても、足元・首元を忘れがち。
レッグウォーマーやマフラーなど、上手に活用して、怪我を防ぎましょう。(私もですね)
前半のワークショップでは久しぶりに、位置指定なしでバーレッスンを行いました。
周りの方に気遣うのはとても良いことなのですが、まずは「私はここの位置に着きたいです」と意思表示できるといいですね。
相手の出方ばかり伺っていると、プレパラシオンを取る時間を確保できませんし、かえって、相手に気を使わせてしまいますから。
さて。
この日、今シーズン初めて暖房をつけました。
換気をする影響もあり、思うような室温を確保できない可能性がありますので、羽織や足元の冷え対策をお願いしたいと思います。
また、寒くなると水分補給を忘れがちです。
喉が乾く前に、こまめに水分をとりましょう。
最後まで投げ出さず、よく頑張りました。
また、WSでお会いしましょう!
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