2022年12月20日開催
【JBP大人専用バレエワークショップ】
16時20分〜
『骨盤立てたままのバレエの移動』“脚で押す動きのコツとポイント”
19時20分〜
『顔の付け方をバレエらしい動きへ』“自然な動きの表情とパターン”
ご参加頂き、ありがとうございました。
年内最後のワークショップとなりました。
いつもに増して熱心に取り組んでいただけたこと、大変嬉しく思っています!
それでは、よかった点や今後の課題、感想などをお伝えします。
約2週間後には、復習記事・思い出し記事を出します。(ピンクのアイキャッチ記事)
年末年始を挟みます。
お時間があるようでしたら、理解の整理にお役立てください。
骨盤移動
最後まで保険をかけることなく、トライし続けようとする意志を感じました。
できたことがあっても、さらに良くしようとトライ&チャレンジするその姿勢は立派です。
大人になると、どうしても自分ができる範囲内での行動に収まりがちですが、そこから飛び出そうとしている姿は、しっかりと動きに反映できていたように思えます。
WSが進めば進むほど疲れが出てくるはずですが、今回は進めば進むほど動きが良くなり、切れ味が出てきたように感じます。
今回のWSにおいての体の注目パーツは、裏腿とおしりでした。
裏腿とおしりは以前と比べると、だいぶ活発に活動できる方が多いですし、慣れていない方も普段よりもこのパーツに緊張感を持って動けていたと思います。
その上で、それらがバレエ動作を行うのに十分かと言われれば、まだまだ足りないというのが正直なところです。
本来、裏腿とおしりの筋肉がもっと強く働くところ、強さが不足している分、肋が開きやすい傾向が非常に高いように感じました。
肋そのものへのアプローチと裏腿やおしりの補強、両方が必要です。
肋に対してのアプローチは3月プログラム以降で検討します。
裏腿やおしりの強化については、毎月の体作りプログラムやその他のプログラムをご利用ください。
今回に限ったことではないのですが、このWSで特に気になったことがビジョンを忘れてしまうこと。
ビジョンを忘れて努力しても、結果には結びつきません。
「こんなに頑張っているのに、私はできない」という状況を自ら生み出してしまいます。
それは非常にもったいない。
闇雲に突っ走るのではなく、ビジョンを念頭に練習することをお忘れなく。
前に進むという単純な動作。
グリッサードもトンベもピケでもルルヴェでもジャンプでも、そして、歩く・走るでもその要素が含まれています。
無意識にやっていることを変えていくのは、決して簡単なことではありません。
それでも、そこに価値を見出すことができるか。
辛抱強く、向き合うことができるのか。
基本ではなく、基礎であることだからこそ、その波及も大きいということはお忘れなく。
1人じゃありません。
今後も一緒に取り組んでまいりましょう!
顔の付け方
「自分に合わせた工夫」全員が対応できていたと思います。
明らかに印象が変わりました。
こうした自分から起こすアクション、とても大切です。
よくできました♪
内容に関しては、想定よりもかなり苦戦したというのが正直な感想です。
顔の付け方としては、1つしかやってませんので、方法が難しいということではないでしょう。
課題としては、大きく3つ。
①首の可動域と首・頭を静止状態で動かせること。
②腕や脚とのコーディネーション
③動きの中で頭と首を立てること
①に関しては、かなりよくなってきた人もいます。
ただ、②③に関しては全員が120%該当しています。
シンプルな動きでも、やはり腕と脚をつけると顔もつかなくなったり、ステップが違うものになったりしています。
ここに関しては【運動】ができるかどうかが大きく関わっています。
ストレッチや筋トレ、バレエレッスンだけでは得ることが難しい項目になります。
毎月ワークショップに組み込んでいる【体作り】では、ストレッチやトレーニングという表記になっていても、運動という、大人に不足している要素をできるだけ組み込んで構成しています。
理学療法士やトレーナーなど、専門家の先生監修の内容を毎月お届けしています。
積極的にご利用ください。
当日もお話ししましたが、顔をつける=頭を動かすことに慣れないと、バランス感覚にも慣れていきません。
これは特に、回転に影響を及ぼします。
特に、回ることが怖い・苦手な場合は、多少正確性に欠けたとしても、積極的に顔をつけましょう。
まずは、リリカルなものから、次にテクニックへ。
リリカルなもので顔をつけられるようになったら、今よりもっと綺麗に、先生とも意思疎通ができ、そして楽しくなると思います。
ぜひ、取り入れてみてください。
年内のワークショップは、全て終了になりました。
来年も前を向いて、一緒に取り組んでまいりましょう!
年末年始、体調にはくれぐれもお気をつけください。
1年間、ありがとうございました。
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