甲に対しての正しいアプローチと考え方:足指との違い

2022-1-point

物語を紡ぐ足先。

ただ、伸ばすだけではありません。

そこには確かな技術がつまっています。

基礎知識

そもそも「甲」とは、どこのことを指しているのでしょう?

「甲を出す」とは、どこを出すことなのでしょう?

基礎知識から整理します。

場所の確認1

甲

アシには、「脚」と「足」があります。

今日お伝えしている内容は、「足」の方。

  • 青線=足趾(足指)
  • 赤線=甲

甲はあくまで、表面のことを言います。

反対側は、「足底」です。

ここは、整理しておきましょう。

「甲を出す、甲が高い」どのことを指すかというと、黒い矢印の部分で、ちょうど甲の真ん中あたりになります。

ステップアップ!(経験者、指導者向き)

黒い矢印にある骨を中間楔状骨と言います。
甲高のバレリーナほど、この骨が目立っています。足首ではないことに着眼。

場所の確認2

もう少しだけ場所の確認。

  • 青線=足趾(足指)
  • 赤線=中足骨

甲に関することについては、赤線の中足骨がポイントになりますので、場所を覚えましょう。

2月満員2

“甲が出る“ 足の伸ばし方

わかりやすい試行をしてみましょう。

立った状態、バレエ動作でも、この伸ばし方は同じです。

やってみよう!

スタートポジション 長座第6ポジション

  1. つま先を骨盤から遠ざけて、まっすぐ伸ばす。
  2. 足趾(足指)を床方向に下げる。
  3. 中足骨を床方向に下げる。

つま先を伸ばそうとすると、足指ばかり下げようとしがちです。

これだと、足指のエクササイズにはなりますが、「甲」に対してのアプローチまでは届きません。

中足骨までをしっかりと床方向に下げることで、目立たせたいところ(黒矢印)が、まるで飛び出たように見えることで「甲が出ている、高い」となります。

「甲」という観点からすると、この場合の主役は足指よりも「中足骨」です。

【正しいスタートポジション チェック項目】

まとめ

甲の位置を覚えて、足指と区別できるようにしましょう。

後々、デミポイントなどで強く必要となる概念になります。

基礎知識に掲載してある名称は、覚えておくと非常に便利で、理解を促進させてくれます。

  • 甲の場所を覚えましょう。
  • どうなった状態が「甲が高い」なのかを理解しましょう。
  • 足趾(足指)と中足骨を床方向に下げましょう。

ファーストステップ♪

甲の位置を把握しよう!

【参考:正しいアテールは、甲の高さを生み出す】

【Thank you】


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あなたが基準に沿ってレッスンすることは、バレエを愛する全ての大人に向けて、本当のバレエを、安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!

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