2022年6月29日開催
足首の”輪”で行う足首の引き上げ~立つ・ルルヴェの基礎~
苦手克服プロジェクト~ピルエットアンデダーン~
暑い、暑い、夏がやってきました。
暑いというより「熱い」という感じもします。
まだ、体も慣れていないでしょうし、十分な水分、十分な睡眠に心がけていきましょう。
JBPでも、水分補給の声がけ、運動量の調整、内容の精査など、暑さに対応したものの提供をいていきます。
まず、16時代「足首の引き上げ」レポートからはじめましょう。
足首というのは、体のかなり下の方に位置します。
ここがしっかりしてくると、ルルヴェの動き方が格段に変わりますね。
特に、ワークで集中的にやった時に表れていたように思います。
この感覚は、ぜひ覚えたいものです。
ワークでできるということは、バレエでもできる可能性が「非常に高い」ということですから。
この日、足首を引き上げたいなら「足首を引き上げよう」では、ダメだというお話をしました。
足首を引き上げるために、何をしたらいいのか。
それは、足首をどうこうすることに限りません。
むしろ、それ以外のことの方が多いわけです。
そして、バーとセンターの捉え方、設定についてもお伝えしました。
バーがあってセンターではなく、センターがあってバーレッスン。
詳しいことは、当日お話ししましたので、メモに目を通してみてください。
こうしたことは【教わり方、教わり力】になります。
教わり方が上手な人は、確実に伸びていきます。
逆に、教わり方が下手だと、やってもやっても結果が出ず、だんだんつまらなくなったり、捻くれたりしていきます。
なかなか教わる機会が少ないことだと思いますので、時々思い出して、大事にしてください。
全体的に、足首にフォーカスした「技術」に誠実に取り組んでくれたと感じています。
内容の意味や体現、かなり、その場でできるようになってきています。
シンプルな動きだけでなく、体の進む方向と足首のベクトルなど、より実践的な動きにも取り入れるチャレンジをしてみましょう。
自信を持っていいと思います!
引き続き、19時代は苦手克服シリーズでピルエットアンデダン。
実は、個人的にはアンデダンに対して、色々思うところがあります。
それでも、レッスンでも、作品でも、あのプレパラシオンからのアンデダンが出てきますから、一定程度は押さえなければなりません。
アンデダンに限りませんが、ルールは必ず守りましょう。
特に、プレパラシオン。
子供の頃からやってます、30年バレエやってます。
それでもできていない人が、とにかく多いのです。
これは、できないのではなく、やっていないだけです。
厳しい言い方ですが、気をつけようと思えばできることを、放棄しているだけです。
思うところはありますが、ここに関しては「決まり」として存在する以上、やらないのであればバレエではありません。
コミュニケーションが取れません。
そして、この場合のルールは明確であり、体がどう、感覚がどう、ということではありません。
がんばって覚えましょう!
覚えてさえしまえば、痛くも痒くも、なんともありません。大丈夫。
今から大事なことを言いますね。
私も、日々闘っていることではあるのですが、バレエの場合「きっちり、正しくやる=できる」とは限りません。
正しくやろうとしたからこそ、一時的に崩れることの方が多いのです。
だからプロは、舞台前に大きく何かを変えることはできないのです。
本番で崩れてしまうから。
舞台回数が多いと、そのチャンスはどんどん減りますから、ある意味、成長するための大幅な変更は難しくなっていきます。
なおしたくても、なおせない。
そんな事も多いのです。
もっとも、対応力に長けた場合は別です。
いわゆる一流っていうのは、ここが全く違うわけです。
きっちりやった人が上手くいかない。
ただなんとなく、ダラーっとやっている人の方がなんとなく上手くいっている。
オープンクラスなどで見かけるのではないでしょうか。
これには、トリックがあります。
きっちりやろうとするということは、今までと違う方法を試しているわけですから、なんとかやろうとして、余剰な力が入ったり、力の出し加減のバランスが一時的に崩れたりします。
80や70でやっているところもあれば、20や30のところもあるといった感じ。
それでもきっちり練習する時に、失敗してもやっていたら、だんだん70が80になり、20が30になっていきます。
そして、気楽にレッスンしてみた時、他のことをテーマに掲げてレッスンしている時、余剰な力がトーンダウンして、体と動きが「協調」し、上手くいくようになるのです。
これが【実力】です。
ところが、きっちりやるべき場所で、なんとなーくその場を取り繕うと、その時は50できていても、他のことに取り組んだ時、作品(バリエーションなど)になった時、本番など心理面で緊張などが起きた時、崩れます。
10や5、限りなく0に近づく場合だってあります。
これは、実力ではありません。
運です。
できてもできなくても。
そんな事もありますので、明確な課題を持って取り組んでいる時、必ずしも完成形になる必要はありません。
まあ、完成形に持ち込めれば、自信もつくでしょうし、やっていて楽しいのはわかります。
ただ、だからと言って、きっちりやったからこそ完成していない場合に、がっかりしたり、できないからと放棄してしまうのは、非常にもったいない話です。
この間、貯金をしているようなものですから。
昔、先輩に「プロだからこそ、レッスンでは失敗する。プロじゃないから、レッスンで失敗しないの!」と言われましたが、その通りだと思います。
よくしようと思ったら、色々試す必要がありますから、実験の数が多いほど、成功の数だけでなく、失敗の数も多いのです。
それを考えていなければ、そもそも試していないのだから、ある意味、失敗がないのでしょう。
それも1つの楽しみ方なのかもしれません。
その上で、JBPにいらっしゃるということは、そうではないはずです。
なぜなら、JBP自体が上達、成長を目指す人のために用意しているものだからです。
普段のレッスンでは、いろんな人が集まってきます。
異なる目的の方に引きづられることだってあります。
JBPは、成長の内容や、期間、目的などに違いはあっても、その人なりの成長上達を目指す人が集まることで、そのエネルギーによって、背中を押される時間でありたいのです。
WSで完成形に持ち込めなくてもいいのです。
普段のバレエレッスンやダンスレッスンなどを受けてみたとき、ふと肩の力が抜けた時に、体と動きが協調し、上手くいく。
そうやって、運でもなく、教師の力でもなく、あなたの実力をつけてください。
実力がついてくると、もっともっとバレエが楽しくなります。
今、辛いこと、きついことを乗り越えられるようになります。
そうしたら、あなたの生活に、バレエが彩りを加えてくれることでしょう。
長くなりましたが、今日のレポートは、とても大切なことをギュッと詰めています。
心の片隅に、置いてみてくださいね。
熱い中、よく頑張りました。
7月、8月、異常に暑いこともあって、JBPでは「体の基礎、動きの基礎、運動の基礎」特集で組んでいます。
この基礎、涼しくなった頃、寒くなってくる頃、確実に効果が出ることでしょう。
ガラッと体を変えますよ。
一緒にやってみましょう。
今月も、ありがとうございました。
JBPがあなたがいるから存在できます。
感謝。
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ぜひ、ご覧ください♪
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