【大人専用バレエワークショップ】
2023年7月4日開催
▶︎ 体を効かせて バレエを変える
ワークショップの様子
体を効かせて バレエを変える
大切な基礎
体の基礎、バレエの基礎に取り組みました。基礎は大切ではありますが、やはり簡単ではありませんね。当該のテーマだけでなく、今後の課題が山ほど出てきました。体の大掃除といったところでしょうか。
掃除をすることで、普段ならあまり気づかない汚れに気づく。汚れに気づいて掃除すれば、これまでよりも清潔な部屋になる。その過程にいるイメージです。
また、こうした“余計なことはしない“系に関しては、大人の方は目をそむけてしまったり、興味を持てなかったりする傾向にあります。そして、実際問題、苦手な傾向にあります。おそらく、基本や装飾的なところではなく、「基礎」だからでしょう。
今回も、「苦手なんだろうし、今、自分の体がどのように動いているかの把握が厳しいんだろうな」という感想を持ちましたが、それでも頑張って取り組めました。ここに関しては良かったと思います!
今後の課題
JBPの他の講師との打ち合わせ前に、個人的に皆さんの課題だと感じた項目です。WS内でざっとピックアップしたものになります。
- 鎖骨と腕の切り離し
- 正しい水平屈曲(セゴン→アンナヴァンができない)
- 肘と手部のオペレーション
- 上腕、前腕、手部の独立性と可動
- 股関節をスペーシングする意識
- 膝関節屈曲動作においての骨盤の位置
➡︎8月にやります 「腹圧と股関節」 - 正しい姿勢が取れるだけの腹背筋力(良くはなっているものの、正しい姿勢を取れるだけの筋力はない)
- 大胸筋の出力
➡︎今月やります 「鎖骨ポジション 胸の広がり」 - おしりと裏腿の出力(重力がかかるポジションだと出力ができていない)
例えば、腹筋や背筋に関しては、以前よりだいぶ良くはなっています。その上で、正しい姿勢をとったり、骨盤などを操作するには、まだまだ欲しいところ。
一方で、あと少し持久力がつけば、かなり良くなっていきそうな気配を感じる方もいらっしゃいました。(おそらく、普段から意識していたり、腹背筋などのエクササイズをしているのでしょう)
正しい姿勢を取れないということは、バレエ以前に、いずれ日常生活に影響が及ぶことを意味しています。この辺り、どう捉えるかは人それぞれ差がありますので難しいところですが、ADLだけでなく、QOLという観点からもぜひ、捉え直してみると良いのではないかと思います。
ちょっと気になることが
この日、珍しく集中力がかなり欠けている印象を受けました。特に、この時間帯では珍しいことです。久しぶりに「ああ、言わなきゃいけないのかな」という気持ちになりました。
エクササイズにしても、バレエパートにしても、教師の声に耳を傾けようとする意思はありましたでしょうか?
内容どうこうというよりも、集中力を欠いた状態は、事故が起きやすかったり、突発的なケガの要因になります。こうした状況を避けるために、教師は厳しい言葉を言わざるを得ません。
例えば、暑さだったり、疲れだったり、そうした原因があるのかもしれません。けれども、それを理由にしているとバレエをできる日は冬がくるまでないということになってしまいます。
普段のレッスンでも、ワークショップの前でも、頭の中がボーッとした状態でスタートしてしまうと、こうした状態を招きやすくなります。ウォームアップなど、こちらでできることはなるべくやるようにしますが、気持ちの切り替えは、私たちがどうこうすることはできません。
床にドカッと座ってボーッとしていると、気持ちと体の準備ができないまま、レッスンやWSがスタートしてしまいます。もう少し、立って体を動かす、今日の体の状態を確認するなどをして、気持ちの切り替えをする工夫をしてみてはいかがでしょうか。
今回、事故やケガなく終えられたのは良かったですが、いつもこうとは限りません。体がどうこう以上に、気持ちの切り替えや集中力は大切です。当たり前のことほど、忘れがち。ここで、もう一度思い出して、もうワンランクアップしましょう!
JBP
はじめての人は必ず読みましょう
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