このシリーズでは、バレエレッスンでのお行儀について紹介します。大人だからこそ、マナーを守って、品良く、おけいこしましょう。
レッスンがはじまる前まで
お行儀・マナーは、”自分がどうしている” ではなく、”相手がどう思うか・感じるか” が大切です。つまり、”自分でお行儀よく、マナーよくしている” と思えるかが大事なのではなく、”相手が嫌な思いをしていないか・迷惑に感じていないか” が全てです。
大人だからこそ、「悪気はない」で済ませず、周囲への影響を考えましょう。
また、こうしたことは必ず、踊りに表れます。伸び悩んでいる人は、知らず知らず、お行儀悪いことをしていないか・マナー違反をしていないか、見直してみましょう。
【お行儀・マナー=思いやり】です。
今日から気をつけよう!
お行儀・マナー3項目を紹介します。スタジオに入って、クラスレッスンがはじまるまでの過ごし方。”当たり前じゃん!” と流さず、しっかり確認できる大人になりましょう!
お行儀1:スタッフへの対応
「先生や同じクラスの人たちにはヘラヘラしているのに、受付等のスタッフには態度が横暴」こうした意味合いの声は、時々、耳にします。本人がどう思っているかはわかりませんが、”要チェック人物” として、レッスン云々以前に、すでにマークされ、話が回っている場合もあります。
チェック
・言葉使いに問題はありませんか。
・きちんと、挨拶していますか。
・レッスン代金やチケット、カードなどを投げるように渡していませんか。
・友達感覚で話しかけていませんか。
・不平不満のはけ口や井戸端会議の相手にしていませんか。
お行儀2:大きな声でのおしゃべり
人と群れない勇気も必要です。本当に必要な人は【必要とされたとき】普段から井戸端会議していなくても、一緒に考えてくれる人です。群れていると、それだけで悪い印象を持たれがちであることを、忘れずにいましょう。
ここを整理できると、ステキな大人の仲間入りです。今日もおつかれさまでした🍀
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) August 8, 2021
基本的に、レッスン前は “レッスンで最善を尽くすための準備をする時間” です。耳を塞ぎたくなるほど、ざわついた状態は、気持ちを作る上で好ましい環境とは言えません。さらに、レッスン前にエクササイズなどに取り組んでいる方・集中しようとしている方への迷惑になります。
誰もがおしゃべりをしたいわけではありません。お話しするときは、周りの方への配慮を忘れないようにしましょう。声のボリュームには注意。
お行儀3:床が滑る原因
仰向け・うつ伏せなど、床に寝た状態でウォームアップをする際は、タオルなどを敷きましょう。その際、頭や顔がはみ出さないようにします。
・整髪料
・化粧品
・ハンドクリームなどの保湿剤
これらには油分が含まれています。床につくと滑る原因になります。「拭いたりして、掃除すればいい」と思われるかもしれませんが、こうした油分が一度ついてしまうと、掃除をしても、油分が削られるまで取れません。かなりの時間を要します。つまり、滑り続けることになります。必ず、タオルなどを敷くようにしましょう。
気持ちだけでなく、行動に
「私は、大丈夫!」一瞬でも、そう思ったなら要注意。知らずに、マナー違反をしている可能性アリ。問題児になる前に意識しましょう。
「もしかしたら…」と不安になった場合は、それだけでも前進しています。周りの方に、あなたの本当の気持ちや人柄が伝わるためにも、行動にうつしましょう!