「あなたが思ってしていたアクションと実際が異なる」よくあることです。
その証拠に、発表会の映像を見たときに「想像と違ってがっかりした」「ここまでとは思わなかった」という感想をよくお見かけします。
バレエレッスンは、その差を少しでも埋めようとする作業でもあるのです。
お腹を引き上げようとすると、タックアンダーになったり、腰が反っている・肋が開いていると指摘されるケースがあります。この場合、フロアでの確認が有効✨仰向けに寝た時の[腰と床とのスペース]広くなったり、消失することなく、お腹を引き上げる練習をしましょう。床があなたの味方になります🌸
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) February 1, 2022
体を引き上げようとして、むしろ変形してしまった。
こんな経験があるはずです。
- 肋が開いてしまった
- 胸を突き出してしまった
- 脚を引いてしまった
- おしりが出てしまった
- タックアンダーになってしまった など
こういう場合、先生は悩ましい二択をせねばなりません。
- 体が落ちているけれど、他がひどくならないままに留める
- 変形したとしても、何もしないよりかは指示を出してみる
どっちをとっても、何かが悪くなるという状況。
こうした場合、どちらがハイリスクなのか、どちらを技術的優先させるのかを考えなければなりません。
大人の場合、きちんと見てくれている先生ならば、そのほとんどでこの選択を迫られているはずです。
確認しよう
今日、注目したいのは「背骨」。
難しく考える必要はありませんが、正しいイメージを作れるように材料は揃えましょう。
- 頚椎(けいつい)…首部分の背骨
- 胸椎(きょうつい)…胸部分の背骨
- 腰椎(ようつい)…腰部分の背骨
難しい言葉を覚える必要はありません。
“1本の長い背骨は、首・胸・腰の部分にわけることができる“ と知っていればOKです。
カーブを確認
背骨は、一般的に「S字カーブ」と言って、丸く湾曲しています。
先ほどのイラストを、仰向けに寝かせてみましょう。
あなたも仰向けになって確認しましょう。
- 首と腰部分の背骨は、床から離れている(赤矢印)
- 胸部分の背骨は、床についている(青矢印)
赤と青矢印、3つのカーブは確認できましたか?
大人の場合、胸部分のカーブを喪失しているケースが多くあります。
心当たりがあったら、日常生活の姿勢やエクササイズなどを取り入れ、バレエレッスン外で背骨のアライメントを整えておきましょう。
引き上げで気をつけたいこと
「引き上げよう」としたとき、この3つのカーブが変形してしまうことで体の変形を招いてしまいます。(最初にお話ししたことです)
赤と青の3つのカーブが失うことなく、少しずつ、背骨を伸ばしていきましょう。
3つのカーブを失うことなく、背骨を長くする感覚を掴むワークを紹介しましょう。
- 仰向けになり、3つのカーブを確認
- 赤矢印の「床との隙間」青矢印の「床とついているところ」を確認したまま、頭と骨盤を少しずつ遠ざける。
体を引き上げようとしたときに、他のパーツへと好ましくない影響が出ないようにしましょう。
背骨の構造を知っておくと、あなたがアクションを起こす際に役立ちます。
- 背骨の3つのカーブを知りましょう。
- 仰向けでカーブを保ったまま、背骨を長くする練習をしましょう。
- 立ったとき(レッスン)も、3つのカーブを保ったまま、背骨を長くし、「引き上げ」につなげましょう。
ファーストステップ♪
寝る前に、3つのカーブを確認しよう。
【Thank you】
JBPでは、大人の方が最適に踊れ、かつ、今後の日常生活にも望ましい基準を定めています。
あなたが基準に沿ってレッスンすることは、安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!