おニャーさんが思ったこと、感じたことをお伝えするエッセイ。
今日は、大人のバレエ教室あるあるについて。
発表会に出る予定がある人も、希望がある人も、出る気がない人も。
知っておいて損はなし。
発表会やイベントごとの練習などがはじまると、それまで平和だったバレエクラスでも不協和音が発生することがあります。
「発表会に出る気はない、練習が楽しいの」
そういう方もいらっしゃると思います。
だから関係ないというわけでなく、作品練習のないクラスでもぎこちなくなることがあります。
いずれにせよ、頭の片隅に入れておいて損はないでしょう。
発表会の練習がはじまって、何だか人間関係がうまくいかなくなる。
舞台を楽しむという目的はあるものの、本番までは一種のストレス状態が発生します。
- 普段なら何とも思わないことに、なぜかイライラしてしまう。
- 普段なら起きないイライラの原因が発生する。
- それまでは接点がなかったのに、付き合いが濃くなることで問題が発生する。
人間ですから、多かれ少なかれ、それぞれあります。
とはいえ、やられた方はたまったものではありません。
発表会をきっかけに、仲が悪くなる、舞台が終わった途端にどちらかが辞めてしまうといったケースも。
この手の正しい答えなんて、存在しません。
その上で、「あなた自身ができるだけ快適に」作品練習に参加できる環境も大切です。
いろんなお教室のケースをみてきた、おニャーさん個人的な意見はこれです。
- 自分本位で考え、行動する
意外と思うかも知れませんし、そんなはずがないと思うかも知れません。
一概にはいえませんが、相手の行動によって何らかの悩みを抱えているケース。
抱えている方が相当ガマンし、原因となる行動をしている方は全く何とも思っていないことが多くあります。
相手が、周りが、先生が、ではなく、あなた自身がどうしたいのかを第一に考えてみましょう。
「あなたがガマンすること=問題解決」ではありません。
ここは、はっきりしておきましょう。
状況が悪化した場合、先生に相談することが必要な場合もあります。
その前に、次のヒントを試してみてはいかがでしょうか。
- 問題行動を起こす人から離れる
↪︎稽古場に入った時から出る時まで、稽古場の外で会ったりしない。 - 会話は短く
↪︎声をかけられても「はい、いいえ、そうですね」などのように短く - 誰かの悪口や意見がはじまったら、理由をつけてその場から離れる
↪︎「今日急いでいるので」「ちょっとトイレに行ってくるね」
まず、問題が起きているのに[なぜか近くにいる]というケースがあります。
本当に嫌ならば、本人から離れる努力をしましょう。
次、相手の話を聞いてあげると、言動はヒートアップしやすくなります。
さらに「あなた=話を聞いてくれる都合のいい人」にカテゴライズされてしまいます。
話しかけられても会話を極力短くし、あなたと話をしても、その人の都合のいいようにはならないことを理解させましょう。
最後、ここが一番大事です。
今の問題児と離れることができても、他の人とうまくいかなくなったら、そちらでつらいことになってしまいます。
トラブルを起こす人の共通した行動があります。
他人の悪口を言っているとき「その場にいた人は同調した」と自己解釈してしまうこと。
誰も何も言っていなくても「自分の意見にあなたも賛成してた」「あなたも言ってた」あるいは「あの人が言っていた」と事実がすり替わることもあります。
あなたが何を言ったのかではなく、その場にいたことが問題なのです。
人の悪口がはじまったら、その場を離れる。
そして、最初に戻って距離を置くことが大事です。
繰り返しになりますが【自分本位で】考えましょう。
ワガママではないですが、あなたが「ワガママかも」と思ったとしてもです。
周りとうまくやらなきゃ、私がガマンすれば…そう思っていると、かえって周りに迷惑をかけてしまう場合もあります。
一番いいのは、どの人とも一定の距離を保つことです。
発表会が終わっても。
良かれと思っても、近づき過ぎたために良い関係が崩壊することはよくあります。
相手を尊重して、いい塩梅の距離を保つ。
大人の付き合いをしましょう。
お読みいただき、ありがとうございました♪