2022/05/03
➡︎プリエの秘密~プリエと膝曲げの違い~
➡︎股関節を捉える~脚はもっと動かしやすくなる~
ゴールデンウィーク祝日開催とあって「平日はなかなか来れない」という方のご参加もありました。
受講者のみなさん、ありがとうございました。
今月からは、内容的に次のフェーズに入ります。
積み重ねがある人は、レベルアップを
これからベースを作っていく人は、ベースメントアップを
やることは同じでも、目的や目標はそれぞれです。
人の動きは参考にし、比べない。
これは鍵になってくるかな?と思います。
「人と比べない」
時々耳にする言葉ですが、これだけでは不十分なように感じます。
人と比べないということは、人を見ないということではないのです。
人がどうやっているのか
人がどう考えているのか
これを知るのはとても大切なことです。
人と比べないからと言って、人の動きを観察せず、参考にせず、自分の世界の没頭するというのは、意図を理解できていません。
よく「上手な人がいないと、参考になる人もいない」という人がいます。
個人的には、この考え方が変わらないうちは、どんなに上手な人がいても参考にすらしないだろうと思います。
自分より上手な人から、学ぶことがある。
これは当たり前です。
けれども、今日、初めてバレエをした人からも、私たちは学ぶことができます。
参考にするのか、反面教師にするのか。
それは、内容によるでしょうけれど、あなたの気持ちと行動次第です。
学生の頃、みていただいたコーチがいます。
個人的にご教授いただいていましたが、それだけでなく、いわゆる「ゲスト講師」として、そのお教室で時々教えていらっしゃいました。
私は、学生の頃からよく練習する生徒でした。
決して、努力することが好きなのではありません。
だからこそ、余計な努力をせずに済むように、人より練習する「練習魔」でした。
そのコーチ、お教室の生徒と先生に向かって言ったのです。
「先生は、日本全国回っている。子供たちも先生も プロのダンサーもレッスンするけど、日本全国、できる人ほど練習するものだよ」
決して、「練習しなさい」とは言わない人でした。
この日のワークショップでは、大人も同じなのだと確認することができました。
大人は、良くも悪くも「経験」、人生経験があります。
自分の中で“事実を書き換えてしまう“という術も身につけています。
経験や書き換えは、良い方向に働くときもあれば、最悪な方向に働く場合もあります。
明確な目的を持ち、そこに向かって一生懸命努力するならば、最短ルートで「達成」への道が開かれるでしょう。
合理的、かつ、近代的な考え方です。
一生懸命頑張っている。
頑張っていることに意義があるから。
明確な目的をぼんやりとしたものに変え(事実をごまかし)、目的達成ではなく、自身の感情に変える。
何がゴールなのか分からず、今、どこにいるのかを見ようともせず、体裁を保つことを必死に考え、そのための努力は惜しまない。
これは、正しいことなのでしょうか。
この話、何かと似ているような気がします。
この日、どちらのWSも変化量が大きい人が多かったように思います。
材料が揃っていて、明確な目的に向かってやってみたら、きっとそうなるのでしょう。
材料が揃っていなければ、材料を揃えることがメインの取り組みになったことでしょう。
これも、前進です。
提案者の言いたいことがわかるようになってきた、方向を使った動きに慣れてきた、早めの動きに慣れてきた。
これも、前進です。
目的は同じでも、その人の状況によって必要なことが身についていきます。
なんと、素晴らしいことでしょう。
爽やかで、みていて心地よいものです。
そんな風を感じることができました。
私たちは、「経験」を良き方向へと活用したいものです。
5月WS受付中!
WSの様子をうつした写真をInstagramにアップしています。
ぜひ、ご覧ください♪