実験すると気づける「あなた」の動き方

【大人専用バレエワークショップ】

2023年9月26日開催

▶︎ ハムストリングス アンディオール

▶︎背中の後は!三角筋

ワークショップの様子

ワークショップ開催日から、2週間前後に【復習】記事をアップします。

少し、忘れかけた頃に、ぜひご活用ください♪

ハムストリングス アンディオール

ハムストの機能不全

今回の筋肉の活動は、ガチガチに力が入るような類のものではないので、体感的に難しい側面があったかと思います。

ただ出力はできていますので、体感よりも、鏡でフォルムをチェックして、骨盤の高さや脚のアライメントなどで確認できるようになりましょう。

冒頭で歩き方の話をしましたが、膝を曲げた状態で歩く(前に踏み込む際に膝が曲がっている)と、ハムストは機能不全を起こしやすくなります。

「歩く」動作で機能不全へと誘導してしまうと、ストレッチやエクササイズ、ケアをしても、追いつかない状況になってしまいます。

この辺りも、少しずつでいいですから、意識できるようになると、効率としては良くなると思います。

骨盤がいかに動いているか

センターワーク。

脚を動かす際に、どれだけ骨盤を動かしてしまっているか。少しは、実感が持てましたか?

この辺りの“良く言われること、耳慣れしていること”に関しては、都度「私もなっているかもしれない」という姿勢で望まれる方もいれば、自分のことだと思わず流してしまうタイプの方もいらっしゃいます。

骨盤を保持して、脚を動かす。

今回の内容はバレエの【基礎】です。基礎ができれば、バレエの動きが正しいものになり、筋肉や関節も正しい働きをするようになります。

基本ではなく、基礎ですから、バレエのためだけでなく、できるようにしていきましょう。

股関節が動かしにくくて、骨盤ごと動いてしまう場合は、股関節リリースを。

代償として、上半身が突っ込んでしまい、骨盤と脚の独立ができない場合は、みぞおちポジショニングを。

あなたに必要なアクションを起こしましょう。

『股関節リリース』[BALLET WORK SHOP] 20231115-16ws 『みぞおちポジショニング』[BALLET WORK SHOP]

バレエのコアな楽しみ

習い始めてしばらくは、バレエ「っぽい」動きや、脚の高さ、甲の高さなどに、フォーカスしていたと思います。

それは今でもそうでしょうし、それはそれでいいんです。

その上で、着地の仕方や体重移動の仕方など、バレエ独特な動き方に興味が沸くようになると、また違った楽しさを体感できるようになります。

そして、こうした所作は、体力や年齢による体の変化に強いですから、一度身につけると、ずっと活用し続ける事ができます。

バレエのコアな楽しみ方。そろそろ一緒に始めませんか?

背中の後は!三角筋

自覚が持てた

今回、出力を主要テーマとしてお届けしましたが、なかなか良くできました!

姿勢との兼ね合いが強く、また、胴体と腕との独立性に欠けると出力が難しいですが、思ったよりも良くできていたと思います。

もちろん、厳密性や思い通りに動かせているかというと、まだまだ課題はありますが、それでも、鎖骨や胴体が動いてしまっていることに、自覚を持てている方が多かったというのは、大きな収穫です。

ここまでが、非常に時間がかかる作業ですから。

自覚が持てると、がっかりすることもあるかもしれませんが、むしろ前進しています。大きな一歩を踏み出せたことを忘れずに、継続して参りましょう!

特筆することとしては、しつこいですが、とにかく姿勢によって、効く効かないが分かれます。

鳩尾が前に突き出る、肋が開くと、肩の向きが取れず、三角筋が上手く働きません。

姿勢をきちんととった上で動かすことは、非常に効果的です。

可能性を持ち続ける

胴体と腕の独立性があれば、肩を上げずに腕を上げること(アンオー)も、肩を後ろに保ったまま腕を前にすること(アンナヴァン)も、脇を上げたまま腕を下にすること(アンバー)もできるようになります。

さらに、三角筋後ろ面が働くようになると、アラセゴンの位置を後ろ気味に保つこともできるようになるので、映えるアラベスクの形を取ることもできるようになります。

腕を振り回すこともなくなりますし、それによって体が振られることもなくなります。

無限の可能性を秘めている肩。その可能性に目を向けている限り、あなたのバレエフォームの可能性も広がります。

難しく考えずに

バレリーナ筋でもある三角筋。活動を促すために日常でもできる簡単なこと、あります。

①血流を良くすること ②肩こりや首こりを防止すること

この2点です。筋トレやストレッチが苦手な場合は、この辺りを意識してみるといいと思います。

血流が良くなれば、関節周りがあたたまり、癒着が軽減され、動きやすくなります。肩こりや首こりは、腕を動かそうとすると胴体も一緒に動いてしまう原因です。

腕や肩を回したり、上下したり、こまめにやることは、胴体と腕の独立に有効です。それも、面倒な場合は、湯船に浸かり、体を温めましょう。

シャワーだけでよりも、血行が良くなります。お気に入りの入浴剤を入れてもいいでしょう。

もちろん、これだけでバレエの基礎が身につくわけではありませんが、できることを着実に、楽しみながら、続けていきましょう!

お知らせ

今回の体幹と腕との分離に関する動かし方を、来週インスタグラムにアップします。

内容的には、ワークショップで行ったものよりも、かなりかなりかなり簡易なものではありますが、日常であれば、厳密性よりも、このくらいでOKというものです。

三角筋を鍛えるところまではいきませんが、そもそも三角筋自体、体幹と腕の分離ができていないと鍛えることができない筋肉ですので、ぜひ参考にしてみてください。

今回のないように確実にリンクします!厳密性を求めることが難しい場合や、筋トレは苦手という方、あるいは、何をしたらいいのかわからない場合、そうしたことは全てJBPに来た時にやればOKです。そのためのWSですから。

日常ではできることを確実にやっていきましょう!

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