ここでは、お教室の先生や好きなバレエダンサーなど、あなたが思い浮かんだ人で構いませんので、
「こうなりたい」「理想的だな」
と思う踊りを思い浮かべながら、読んでみましょう。
この文章を読んでいる一人一人、必ずしも好みのダンサーや理想とする踊り方は一致しないと思われます。
それは、好みやバレエと触れ合うようになってからの歴や、あなたの年齢やどんな目的でバレエを習っているかによっても変わります。
絶対この踊り方じゃなきゃダメ!この人の良さが分からないなんて!と嘆いていても、それはある意味仕方ありません。
では、あなたが上手になりたいと思った時、少しでも思い描く形に近づきたいと思った時、何をすればいいでしょうか。
もちろん筋力や柔軟性、技術など多くの問題を思い浮かべるでしょうが、どこに労力を注ぐべきか、実際に解決しそうか、悩みますね。
JBPが、この記事を読んでいる方すべての人に共通するヒントをお出しします。
正しく動けていますか?
①あなたが脳から出す指令と、体は一致していますか?
②音に関する指摘を受けませんか?
③進むべき方向、指定された場所へ移動できていますか?
④一箇所を動かすと、他のパーツも動きませんか?
これらに共通する特徴は、決して筋力だけじゃ分析できません。
柔軟性とも一致しません。
技術があっても、これらの問題が改善しきっていないケースも多いです。
つまり、闇雲に練習をする・カラダを鍛える・難しいステップに挑戦するだけでは、あなたの「正しいバレエ」に向かうことはできません。
もし、正しくバレエを踊りたいのであれば、正しいレールに沿って自分はバレエを習えているか、一度考えてみましょう。
それは、『正しく動く』ことを意味します。
正しく動くとは、バレエならではの動きとは限りません。
ヒトとしての動き方もそこに含まれます。
思ったように体を操れるかもそこに含まれます。
リズム・カウント・一定に動かすことも含まれます。
そこに次のことをプラスして考えます。
・限定的な動き(これしかダメ、〇〇ができないと次はないなど)を指導される。
・ゆっくりな曲しか使わないレッスン。
・難易度が変わらない。
すなわち、方針や教師の力量の部分です。
『正しく動く』ことに着目し、それをバレエの中に取り入れることができるようになれば、正しいバレエに近くことでしょう。
私達が経験してきた中で、『正しく動く』ことが身についてきたならば、色んなメソッドであったとしても、合理的かつ機能的に踊ることができるようになってきます。
そして、「私」が踊るならこの方法が良いかな、という術が、受講されている方なりに感じているんだなと見受けられてきます。
まずは、皆さん自身で、正しく動きをできているか、カラダの面から捉えてみましょう。
そして、先生の指摘通りに体を操れているかも確認しましょう。
JBPでは、身体系のプログラムやトレーニング、バレエ技術など、この辺りを加味してクラス展開をしています。
技術あるいは経験は培っていけますが、こうした視点はみなさん一人では難しい項目になります。
正しく動くことができる、そうすると、「正しいバレエ」とは何かが、私達も皆さんと共有することができるはずだと思います。
それは、あなたの体があなたの思いのまま動くことができるようになるという喜びの時にもなります。