バレエの代表的なポーズであるからこそ、美しいフォルムを作りたい。
あなたが持っているその気持ち、ぜひ持ち続けてください。
その心意気があれば、きっと変化していくことでしょう。
あなたに、大人に適切な「ガイド」があれば。
“寝そべり、脚が上がらないアラベスクから卒業する方法”について教えて!
ここでは、アラベスクという動作・ポーズを「成立させる構成要素」についてガイドします。
大人の傾向や行動パターンから必要とすることに絞ってお伝えしますので、セルフチェックしておきましょう。
大人のウィークポイント
うまくいかないケースが多いけれど、正しいアラベスクのためには必要なポイント2つ。
- 重心の移動
- 骨盤の傾き
実は、【最も】重要なのは可動域ではありません。
この2つが現状より良くなると、その場で脚の高さが出る傾向にあります。
つまり、高さが出ないのは可動域よりも、この2点の問題が引っかかっているからなのです。
前後開脚ができなくても、アラベスクはできるよ。
このトリックを受け入れることが上達への近道なんだ♪
重心の傾きの解説
バレエには、2通りあることを知りましょう。
- なるべく重心を動かしたくない動作
- 積極的に重心を動かしたい動作
大人の場合、子供たちよりも難しい問題を抱えているのは事実です。
- 重心を動かしたくない動作で、重心を動かすことで動いてしまう
- 重心を積極的に動かしたい動作で、ほとんど動かない
これが、多くの大人の行動パターン。
なぜ、こんなことが起きるのでしょう?
それは「重さによって動く習慣をつけてしまっているから」です。
自覚があるなしに関わらず、これらは調整して正しい動きのパターンにする必要があります。
骨盤の傾きの解説
正しいアラベスクの方法は1つではありません。
メソッドやスタイルによって、“積極的推奨・許されること・許されないこと” が少しずつ異なります。
その上で、大人が美しいアラベスクを目指すなら、方法は一択しかありません。
他の方法は、バレエ的には間違いではないけれど、大人には不適合・不適格なのです。
正しい骨盤の傾き方を覚えることは、大人にとっての正しいアラベスクへと導きます。
バーレッスンで準備・慣らしておきたいこと
前方へのポールドブラは、大人が必要とするエレメンツがたくさん詰まっています。
目的を持って取り組んでみましょう。
ただのストレッチではないんだよ!
その1:90度まではそのまま
背中が床と平行、つまりボディが90度に倒れるまでは「背骨の形を変えずに」倒れていきましょう。
これは目安ですので、90度までがきつい場合はもっと浅いところまででもOK
とにかく、背骨の形状を変えずに、体を倒すことに慣れる必要があります。
腰を反ることでアラベスクしてしまう場合にも効果アリ!
その2:肩甲骨を離すな!
体が前に倒れる時に、左右の肩甲骨がガボッと外へ流れてしまう。
大人の場合、200%これをやっていると言っても、全く過言ではありません。
肩甲骨が離れすぎると、胸が落ちてしまいます。
これは、アラベスクでも同様です。
しっかり胸が上がったまま、体を動かせるように肩甲骨は軽く寄せたまま動きましょう。
その3:これ、意外と要
見落としがちだけど、かなり影響力があるのが【頭の位置・角度】
ここが適切ではないと、アラベスクの背中が起きて見えず、寝そべっているようなフォルムに。
体を倒すとき、頭から突っ込んでしまう(垂れてしまう)癖を取りましょう。
アラベスクでは、バストラインがしっかり「起きて」見えます。
そのためには、顎の高さをキープすること。
引きすぎる顎は、首をぎこちなく硬直させ、全身のラインを台無しにしてしまいます。
参考
“顎“について知ってる?:正しいポジションの取り方まとめ
美しいアラベスクに近づく。
大人にとっての重要項目。
まとめましょう。
- 大人にとって最適なアラベスクの方法は、一択です。
- 重心の移動と正しい骨盤の傾け方を覚えましょう。
- バーレッスンでの前方へのポールドブラには、アラベスクに必要な要素が詰まっています。
- 背骨の形状を保持したまま、肩甲骨を寄せたまま、顎の高さを保持したまま、前へポールドブラをしましょう。
詳しくはWS
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