メリハリのある映える踊り方:おニャーさんのバレエの学校

バレエ学校

“大人のバレエ学校 相談室“

大人が抱えがちなバレエのお悩みについて、おニャーさんやJBP講師がお答えします!

ここではあえて概要のみにとどめ、気軽に読める量にしてあります。

また、オンラインテキストとの併用で、さらに理解を深める事ができます。

【リクエストボックスは、こちらから】

https://juncotomono.info/jbp-balletblog/

バレエで最も大切なこと、思い出してみよう

  • 動きにメリハリがない
  • ハッキリ動くように指摘される
  • ボーッとしているように見えてしまう
  • 見ている人がワクワク・ドキドキしない
  • 動きがダラダラと一本調子

好きなダンサーの舞台を見るとき、映像を見る時。

ドキドキと胸が高鳴ることはありませんか?

もちろん「憧れの人」だからというのは要因にあるでしょうけれど、それだけではありません。

素晴らしいダンサーというのは、見る側をワクワク・ドキドキさせてくれます。

アンディオールが、つま先が、引き上げが…なんて考える間も与えません。

彼らのバレエテクニックは、正確で、ダイナミックで、エネルギーに満ち溢れています。

一方で、いかに「つま先を伸ばせるのか、いかにアンディオールできるのか」の競争をしているのではありません。

大人のバレエレッスンで注意すべきはここ。

なんのためのアンディオールやつま先伸ばすなのか。

バレエに求められるのは「調和」です。

つま先伸ばし大会、アンディオール大会から、この「調和」を理解できるようになると、グッと大人の踊りに近づけます。

2022/11 発表
いよいよ明後日13日!

これ絶対!動きのリズム、振り付けのリズム

バレエにおいて最も大事なことですので、どこかにメモしておきましょう。

バレエは【音楽があって、バレエ】であって、【バレエの振りがあって、音楽が伴奏】ではありません。

音楽を視覚化すること。

普段のレッスンでの大きな大きな最終目標はここになります。

それがあった上でのエモーショナルな項目です。

そのトレーニングがカウント。

まずは、ここから始めます。

  • 指定されたカウントを守る
  • 指定されたカウントの「間」をとる

この時に重要なこと。

  • 指定されたカウント自体がどうこうという事ではなく
  • 「指定通りに動ける」つまり
  • 「自分のペースで動かない、相手のペースで動く」が重要。

大人に多い傾向は、何かを意識するあまり自分のペースで動いてしまうこと。

もう一度言いますが、音楽・カウントが優先です。

そして、この先にバレエ特有のカウントパターンを身につける】が待っています。

バレエ特有のカウントパターン

20221129-19 苦手克服プロジェクト『カウント~概要から詳細へ』

メイン・大きな動き・華やかな動きを目立たせる

踊りというのは、ただステップを並べただけではありません。

正しく動くことは、とても大切です。

ですが、それだけではバレエは成り立ちません。

そうしたことをセンターレッスンで学んでいきます。

時として、多少荒くなったとしても動きから発するエネルギーが必要な場合があります。

素晴らしいダンサーたちは、ここを心得ているのです。

  • アンシェヌマンで「メイン」となって構成されている動き
  • 「ポーズ」として分類されるもの
  • 動きが大きいもの
  • 華やかで目をひくステップ
  • 観客が驚きそうな動作

こうしたバレエ動作に目が向くように動きましょう。

ポイントは3つ。

  • フォルムの大きさ
  • スピード
  • 時間配分

華やかな「アラベスク」の作り方

大人のための『アラベスク作り方』

「ギンギラギンにさりげなく」は、ありません

先ほどとは真逆になります。

メインではない動作は「さりげなく、控えめに、オシャレに」これ、鉄則です。

ここを「ギンギラギン」に大騒ぎしてしまうと、途端にバレエらしさを失います。

本来、控えめな動きなのに、なぜ「ギンギラギン」になってしまうのか。

  • 余計な動きが多すぎる
  • ポジションを守れていない
  • 正しい体の動かし方ではない
  • 悪い意味で反動を使いすぎ
  • 動かしてはいけないところが動いている

大人に多いのはこの5項目。

「さりげなく、控えめに、オシャレに動く」とは、正しさの象徴でもあり、コントロールの賜物。

これが、バレエと他のダンスと最も異なる発想で、あらゆるダンサーがバレエを学ぶ理由です。

洗練された動きを

腕が大騒ぎしない、その秘密は手首にある

『腕と手首』美しいバレエの所作

余計な変形をしないトレーニングをしよう

20221101 脚の寄せ方と『トルソースクエア』

これらを体現するためには

バレエは体で表現するもの。

それには、材料を揃える必要があります。

とっても素晴らしい食材があっても、レシピを知らなければ料理にならない。

逆に、レシピを知っていても、材料がなければ料理は作れない。

当たり前のことですが忘れがちです。

  • 新鮮な野菜、美味しいお水があっても、カレーの作り方が全くわからない。
  • カレーの作り方は知っているけれど、材料が何もない。
  • カレーを作れない

バレエも同じです。

  • 動けるだけの体を持っているが、方法がわからない(間違っている・適切ではない)
  • 最適な方法は知っているが、体の機能が足りず、方法に体が追いつかない
  • どちらも望む動きにはならない

どちらも大切ですが、「とりあえずでも体の機能を揃えておけば、方法を知ったときにすぐ対応することはできる」ことを知っておきましょう。

材料を揃える

体の材料

体作りのワークショップ『大人の天敵 裏腿・お尻・二の腕』

まとめ

「正しければいい、正しいことをしていれば、いつかできるようになる」

歪んだ発想を持ってしまうと、本当に「正しいこと」を見失ってしまいます。

バレエは、ただ体を動かし、ただ、ステップを並べているのではありません。

バレエであるということ。

しっかり忘れずにレッスンすることの先に「本当の正しい」が見えてきます。

次のレッスンでやってみることを決めよう♪

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