すぐにわかる!内腿とアンディオール、指導言語の通訳

2022/06/30

「ウチモモ使って!アンディオールして!」

具体的には何をしたら良いのでしょう?

この記事を読んだら、次のレッスンですることが“すぐ“わかります。

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“内腿でアンディオール“何をするのか教えて!

試してみましょう。

  • 姿勢…うつ伏せ
  • 足と脚…第1ポジション
  • 腕…肘から先を床につけたまま
  • 動作…上体を上げる

↑よくあるエクササイズです。

では、同じことを2つの方法で、もう一度トライしてみましょう。

  1. 脚の付け根を床につけて、上体を上げる。
  2. 脚の付け根を「くの字」に曲げ、床から軽く浮かせて、上体を上げる。

体感に違いはありますか?

もし、可能であれば観察メモを取ってみましょう。

  • ①と②の体感の違い(感想)
  • ①と②のメリット、デメリット

内腿とアンディオールの関係

①解説

脚の付け根を床方向に押し出すようにして上体を持ち上げると、脚の骨の付け根(*)が前に押し出され、脚が外側へぐるっと回ります。

内腿も押し出され、かつ床の方を向きます。

おしりは適度に緊張し、股関節にかかる重さを分散しています。

この状態を立位にしてみると、内腿は[正面向き、かつ、前に押し出されている]ということになります。

これが、脚をアンディオールした状態です。

*補足

大腿骨頭のこと。

アンディオールでは、太腿の骨がただ回ればいいのではなく、骨頭が前に押し出されている必要があります。

②解説

この方法を続けていると、腰が痛くなりそうです。

上体を持ち上げるとき、①は脚に対して骨盤が動いていますが、②は骨盤も脚も動いてしまっています。

つまり、動きの方程式から外れています。

あわせて読みたい

2022−5−11アイキャッチ 伸ばして使う体の方程式:体の動かし方「基礎」

そのため、骨盤が前傾し(受動的、無自覚に)脚の付け根が浮いてしまいました。

当然、内腿も床から離れてしまいます。(離れる方に働く)

おしりはお休み状態、緊張感がないため、持ち上げた上体の重さが腰にかかってきます。

これが「腰が痛くなりそうな予感」の正体、重さです。

分散できない重さは股関節にもかかり、脚を回すことができません。

つまり、アンディオールすることができないのです。

バレエポジション、動作で確認

  • 第1ポジション、第5ポジション
  • 片足になったときの支持脚
  • 横のタンジュやルティレなど
    (前後よりも先に、横の動きで確認する)

こうした動作全てで共通することは、2つ。

  • 内腿は前を向く
  • 内腿は前に押し出される

上にあげたポジションや動作で確認をし、他の動作にも応用しましょう。

まとめ

内腿とアンディオールの関係。

とてもシンプルです。

まとめましょう。

  • 内腿は前を向き、押し出されます。
  • ポジション、支持脚、動作脚共通です。

実践編:続きはこちら

  • 体重分散に必要な緊張感のある“おしり“を作る
  • 内腿を押し出す目安
  • 何をしたら良いのかがわかる

あなたにクエスチョン♪

脚のアンディオール、内腿がどうなっているのが正しい?

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