バレエならではの膝の使い方をおニャーさんが解説!

伸ばすと曲げるの2つの動きをする膝。まずは、筋肉を活動させることで伸ばすことを覚えましょう。バレエだけでなく、日常を快適に過ごせる体作りとしても大切です。

バレエではプラスアルファ身につけたい膝の動かし方があります。今回は、動画を使って解説しましょう。

バレエで身につけたい膝のはたらき

素足を見れるので、膝の動きを観察しやすい動画です。特に、1分過ぎたあたりのセンターレッスンをじっくりご覧ください。

イザベル・シアラヴォラ

膝を伸ばす

まずは、膝を伸ばし切ること。

バレエは膝を曲げるプリエやクドゥピエ、ルティレやアティテュードといった動作に名前がついているもの以外、膝は伸ばしたままです。

特に、大人からバレエをはじめた場合、膝を伸ばすという1つの動作として捉えておかないと、膝がすぐ緩んでしまいがちです。

膝を伸ばす可動域と筋力をつけましょう。可動域自体が伸展0度までないケースがとても多いですから、可動域を確保するだけでも、動きも変わり、筋バランスも良くなるでしょう。

また、伸展0度の可動域を確保していないと、前腿が太くなりやすい傾向にあります。なるべく早く対応することがおすすめです。

伸ばしたまま動く

膝を伸ばしたまま動かせるのが次の課題。正しく膝を伸ばせていたら、膝のお皿は太腿の筋肉の働きによって、骨盤の方に引き上がります。

例えば、バットマン・タンジュ。膝のお皿を引き上げたプレパラシオンから、そのまま脚を出せるか、そのままポジションに戻せるか。

例えば、ロン・ドゥ・ジャンブ・アテール。膝のお皿を上げたままロンドできるか。

ポジションに戻る時や1番ポジションを通過するとき、足首を曲げる動きが含まれます。このとき、一緒に膝のお皿も下がりやすく、膝が緩みやすいのです。

1分4秒あたりのイザベルの横方向へのピケを見てみましょう。ピケをした脚は、体重がかかっているときも、着地で床から離れても、膝のお皿が下がることはありません。このように、膝を引き上げたまま動くことは、バレエの基礎となります。

プリエから伸ばす

ここからは、より動きが複雑になります。プリエやルティレなど、膝を曲げた動作から膝を伸ばし切る。支持脚も動作脚も。

膝を押し込むのではなく、しっかりと引き上げる。プリエした後に、必ず膝を伸ばし切る。この後、ルルヴェやジャンプにも繋がりますので、しっかり身につけましょう。

引き上げたまま、膝を曲げる

ここがバレエならではの膝の動かし方になります。1分17秒あたりのバロネ・ルルヴェを見てみましょう。非常に観察しやすいアングルです。

よくみると、膝を伸ばした時はもちろんですが、プリエをした時でさえ、膝が引き上がったままです。

さらに、1分35秒ピルエット・アンデダンのプレパラシオンを見てみましょう。前側に構えたプリエの膝は、膝のお皿の上の筋肉が引き締まり、しっかり引き上げられています。プリエでも膝を引き上げることで、次の動作の状態をあらかじめ作っているのです。

「動作終わりは、次の動作の始まり」予備動作が極端に短いことによって、バレエ特有の軽やかなエアリー感を出すことに、膝も一役買っています。

フロアの意義

これらを全て、バレエの動きだけで習得しようとすると、関節に体重がかかるため、身体に大きな負担がかかります。

フロアでのエクササイズは、関節に負担をかけずにバレエに必要な動き方を覚え、筋力をつけることが可能です。

JBPバレエWS「膝の引き上げ」

リリース、可動域確保、フロアエクササイズ、バレエ動作への変換を全てまとめてお伝えします。

膝にお悩みを抱えている方におすすめです。

まとめ

伸ばす・曲げる、どちらも膝を引き上げたまま動きましょう。

動画を活用して正しいイメージを持つことは、正しい動作を身につけるのに役立ちます。正しい膝の保ち方で、美しく、安全に踊りましょう。

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