体の「土台」ともいうべき足底。
立っている時に床に触れているのは「足底」だけです。
その足底にどう体重をかけるのかは、あなたが思うより、ずっとずっと奥が深いのです。
よく「重心が、重心が」と言いますが、実際のところ重心を正確にコントロールするのは、至難の技です。
まずは、重心よりも荷重を正確に捉えられるようにしましょう。
ここは、逃げずにやるべきことをやった方が、バレエにも健康にも良い結果をもたらします。
重心は、体感と実際のズレが大きくでやすいんだ。
そのズレを埋めるためにも荷重から取り組もう!
まず、これだけは避けたい
●●をする
とても大切な意思ですし、前向きそうに感じます。
その上で、バレエ的思考的思考なのは「●●をしない」
やってはいけないこと、ない方がいいこと等を取り除くことです。
ある種のバレエ的思考とバレエ的反応をする体を持っていないと、前者の方がやりがいがあるため、後者になかなか興味を持てないようです。
そこを踏まえた上で、今回はあえて「避けたいこと」に着眼し、バレエ的思考に触れてみましょう。
充実感や満足感と結果は、必ずしもイコールではないよ。
ここは整理しておこう。
大人に多い外側荷重
- 土踏まずを上げなきゃいけない
- 足はロールインしてはいけない
- 足裏3点に体重をかけなきゃいけない
こうした思考が強い人に特に多いのが、足の外側に多く体重をかけ過ぎてしまうことです。
原因は次のようなことにあります。
- “土踏まずを上げる“という正確な意味が理解できていない
- ロールインよりも外側に荷重することの方が危険だということを理解できていない
- 足裏3点への体重のかけ方が間違っている
外側荷重は、脚が歪み、形を悪くします。
それだけではありません。
特に、足首のケガや大事故を引きおこす可能性が非常に高く、大変危険です。
もう一度出しますが
- 土踏まずを上げなきゃいけない
- 足はロールインしてはいけない
- 足裏3点に体重をかけなきゃいけない
これらは「土踏まずが潰れてロールインし、荷重に偏りが出るほど、足を開こうとし、内側に荷重している人」への提言です。
大人の場合、まずこうした状況になることはありません。
万が一、開こうとしてこの状況になっているならば、多くは膝が曲がり、お腹を突き出し、骨盤がタックしたり、おしりを突き出したり。
真っ直ぐに立っていません。
膝を伸ばすこと、真っ直ぐ立つこと。
つまり、正しい姿勢をとれていれば、こうした提言をするほど、内側に体重をかかることは、まずありません。
というより、大人の場合、かけたくてもかけられないのが実情です。
安易に「土踏まずを上げて、ロールインしないで、足裏3点に立って」と言うこと、思うことは、あなたが思うより、ずっとずっと危険だよ。
ここを意識してみよう
バレエポジションをとっている時、オヤユビの付け根(母趾球)が床から浮いてしまっているのを目にします。
母趾球が床についているのか、浮いてしまっているかの体感がないケースも多くあります。
特に、体感がないケースでは、例え先生が指摘してくれたとしても、自分のことではないとして処理しがちです。
ですので、最初から次のことをやってみることがおすすめです。
- 母趾球を床につける
- 踵をつける
- そのほか(コユビ側や足指など)をつける
最初に母趾球をつけることで「つけ忘れ」を防ごう♪
荷重がとっても大事な理由。
まとめましょう。
- 重心よりも、荷重位置を正確に取れるようにしましょう。
- あなたの健康のためにも、外側荷重の危険性を認識をし、減らしましょう。
- 母趾球への意識を持ちましょう。
- 荷重する位置
- 静止での荷重、動作での荷重
- 荷重を正しく取りやすくするコツ
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