バレリーナの長い首。
それは、街の中でも目に入る。
”あっ!もしかして、バレエをしている人かな?”
襟元から伸びる長い首。
日常でも目につきやすいパーツ。
首が伸びれば、頭の高さが変わる。
視界が変わる。
見える「世界」が変わるのかもしれない。
キラキラと輝く、素敵なネックレスが似合う首へ。
さあ、一緒にやってみましょう!
ながい首を堪能する
不自然な動きの正体が明らかに?
大人は大抵、首が固まっている。
長年、首に対しての負荷がかかり続けているからだろう。
肩こり・首こり、典型だ。
では、首が固まってしまうと、あなたはどのような「損」をしてしまうのだろう?
[日常編]
・不快感や痛みの出現
・実際の首の長さより、短くなってしまう
・本来の太さよりも、太くなってしまう
[バレエレッスンで発生しやすい代償運動]
・上体(顔含む)をつけると、脇腹が縮む
→動いている手を顔で追うときなど
・鳩尾が動き過ぎてしまう
→いわゆる肋が突き出ている状態
・背中を丸めてしまう
→首を含む背骨の代わりに肩をすくめたり、落としたりしてしまう
言葉にしにくいが、最も「不自然」な動きがある。
次のレッスンに行ったとき、稽古場にいる他の人を観察してみよう。
センターレッスン、あなたならわかるハズだ。
顔と胸が同一方向を向いているのは、不自然だということに。
首が固まってしまうと、動き全体が不自然になりやすい。
そして、不自然な動きがあなたにとって「普通」になってしまう。
そう、だからこそ「環境」を整えてあげることが必要なのだ。
感覚が歪む前に、歪んだ感覚を少しでも取り戻すために。
6秒ストレッチにチャレンジ
さあ、一緒にストレッチしてみよう!
念のため、首のストレッチをするときに考慮したい、避けたいことを把握しよう。
・肩甲骨の位置を変えずにストレッチできるもの
・筋がビックリして伸びるどころか、むしろ緊張してしまうこと(伸長反射)を避ける
知っておいてさえくれれば大丈夫。
この2つをクリアしやすいものをご紹介しよう。
[やってみよう]
①右手を左肩の上に乗せる
②頭を右に倒す…6秒
*反対も同様に行う
[Point]
・耳を肩に近づけるようにしよう
→NG…肩を耳に近づける
・頭は真横に倒そう
→耳が前後していないかを確認
頭を手で押さえてグイグイ引っ張る方法だと、先にあげた伸長反射を起こしやすい。
また、肩甲骨の位置を動かすことで伸ばそうとしやすい。
ストレッチをするということは、「弛緩する」学習にもなる。
この方法だと、ただストレッチするだけでなく、過度な緊張を取り除くことの学習にもなり、一石二鳥だ。
まとめ:ストレッチを2種類に分ける
ここで取り上げた首のストレッチは、可動域を広げるためのものではない。
つまり、こういうことだ。
首が固まることによって、本来持っている首の可動域が減っている
⬇︎
ここを確保しようとしているだけ
ということで何を言いたいかというと、動く前(レッスン前)などに行っても支障はない。
むしろ、リスク軽減につながるだろう。
ストレッチといっても、可動域を拡大させるためのものと、疲労や長年の生活スタイルによって失われた範囲を補充するのかによって、意味が違ってくる。
可動域を拡大させるものをレッスン前に行うことは、リスクをあげることにつながる。
一方で、正常な可動域を取り戻すためのものであれば、むしろリスクを減らす役割を担う。
動かないことによって”起こり得る事故” を防ぐことができるからだ。
バレリーナのような長い首。
あなたもデザインしてみよう!
左右1回ずつにトライ。
12秒で終わります♪