プレパラシオンSTEP1は、コチラからお読みください。
②『プレパラシオン』STEP1(全体像・基本)[BALLET レッスン中のポイント]プレパラシオンを毎回、きちんと取っているか。
ただ、何となくポーズを取れば良いのではありません。
何をするのか、明確な意思を持って取りましょう。
プレパラシオンの恩恵は、絶大です。
本編の動きと比較すると地味に感じるかもしれませんが、毎回きちんととらないと、様々な体の機能を得ることができません。
さらに、どのくらいバレエレッスンに対して理解があるのか、「きちんとした教わり方」が身についているかが分かってしまいます。
プレパラシオン・プレパレーション
プレパラシオンは、フランス語。
プレパレーションは、英語。
用意、準備という意味があります。
動きが始まる前のポーズ〜前奏の部分を言います。
ここで注目しておきたいのは、動きが始まる前は【ポーズ】であるということ。
この記事では、ポーズについて解説します。
プレパラシオンのポイント
指定のポーズを取ります。
あくまで、音楽がかかる“前“ですので、かかってからポーズをしても遅いということを認識しましょう。
また、センターレッスンで音楽の途中から出る場合は、【前奏にあたる動きが始まる前に】ポーズが出来上がっている必要があります。
何となく動きながらプレパラシオンを取るのはNG。
余裕を持って、プレパラシオンのポーズを取りましょう。
前奏の動きが始まる前の【ポーズ】では、静止をする必要があります。
「私は、踊る準備ができましたよ」と伝えましょう。
本来は、全員がプレパラシオンをとった直後に音楽が始まるのが理想。
ポーズということは、フラフラと動いていてはいけません。
指定の形を作ったら、しっかり静止しましょう。
また、プレパラシオンで一度ポーズを作ったら、直したいことがあっても動いてはいけません。
次の機会に持ち越しましょう。
プラスαしたいこと
大人の体や心の改善、バレエ所作を身につけるために。
積極的にプラスアルファしましょう。
バレエでは常に、顔と胸の向きはずれています。
プレパラシオンでも同様です。
- バーレッスンなら
- 胸は正面
- 顔はバーの外側、斜め向き
特に大人の場合、頭の高さが足りなかったり、目線が下がりやすいので【斜め向き+斜め上】に向けるようにすると、首も長く、美しく見えます。
- センターレッスンの例として“クロワゼ前の5番ポジション、ブラバなら“
- 胸は斜め向き
- 顔は正面、もしくは正面を越えた斜め向き
まずは、頭を立てたまま、このポーズをとるようにしましょう。
首の可動域が確保できるまでは、顔は正面に。
ただ、顔を正面に向けるというのは、実は頭が落ちやすく、姿勢不良になりやすいというデメリットも生じます。
また、正面を向いているつもりで、だんだんと甘くなってしまい、胸と顔が一緒の向きになってしまう場合も。
可動域が確保でき次第、反対の斜め向きを作ろうとすることがオススメです。
- 例えば、方向「8」に胸を向けているならば
- まずは、顔を「1」に
- レベルアップとして「2」に向ける
腕や足のポジション、アテール(ベタ足ではない)、アンディオールや引き上げなどのバレエ要素。
こうしたものにも気を配れると、さらにGOODです。
まとめ
プレパラシオンには、あなたの「バレエを教わる姿勢」が表れます。
しっかりと用意、しっかりと準備しましょう!
- 前奏の動きの前に、ポーズ(静止)をする。
- “静止➡︎前奏の動き➡︎本編“ 動きの流れを守る。
- プラスαを積極的に取り入れる。
プレパラシオンは、やろうと思えば誰でもできます。
それゆえに、差がつきやすいものです。
必ず静止をし、用意・準備ができたことをお知らせしましょう。
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