胸郭と骨盤の切り離しをしよう:整理と準備

2022/07/12

ウエストには、背骨以外の骨がありません。

それゆえに、パーツのポジションが安定しにくく、歪みやすいのは事実。

そのため「腹部や背中を強くしましょう」という発想が生まれるわけですが、言い方を変えると【動かしやすいエリア】でもあるのです。

さあ、胸郭と骨盤を切り離すメリットを知って、バレエに大いに活かしましょう!

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“胸郭と骨盤の切り離しをするメリット“を教えて!

まず、胸郭がわからない人は、胸にある肋骨の集合体を手で触って確認してみましょう。

前後左右、鳥籠のような形をしています。

これを「胸郭」と言います。

では、胸郭と骨盤の切り離しをするメリットをお伝えしましょう。

胸と顔が一致してしまうのを防ぐ

胸と顔が同一方向を向いているのは、非常に不自然です。

バレエではその動きはしません。

それだけでなく、日常でも「老けて見える、活気がない」といった印象を与えてしまう大きな要因になっています。

胸郭と骨盤が切り離されていると、胸や頭部が動きやすくなるため、こうした不自然な動きを防ぐことに役立ちます。

日常の姿勢や所作も美しくなるよ♪

ウエスト周径が大きくなるのを防ぐ

要するに、ウエスト周りにお肉がつきにくくなります。

胸郭と骨盤が切り離されている状態だと、腹筋や背筋が活動できるだけの距離が確保されます。

そのため、姿勢も良くなり、それだけでしっかり筋肉を活動させることができるのです。

引き伸ばされる分、ウエストまわりをすっきりと見せることもできます。

腰にかかる負担を軽減する

切り離しができていると、胸の向きや肩のラインを保持したまま骨盤を動かすことができます。

つまり、体を絞って使うことができるのです。

そのため、腰にかかる重さや圧を分散し、負担軽減になるだけでなく可動を増やすことにも貢献します。

特に、アラベスクや後ろのアティテュードでは顕著に表れます。

切り離しができないことは、アラベスクがサマにならない、正しくできない原因でもあるんだ。

頭の上下運動を減らせる

上下運動を限りなく減らすことは、バレエの基礎です。

基礎ゆえに、そもそもを知らなかったり、忘れてしまうケースが多いですが、ここを抜いてしまうとバレエになりません。

切り離しができるということは、胸を空間に浮かせたまま、骨盤や脚を動かせるということ。

当然、上下運動が減り、重力や重さを感じさせないバレエ特有の動きに変わります。

可動を大幅拡大できる

各パーツの可動域に、背骨の可動で【補てん】することができます。

関節単体での範囲を超えて、動く範囲をカバーできます。

つまり、実際の可動域以上の動きが可能となるのです。

これが、動かし方のマジックです。

準備をしよう

胸郭と骨盤を切り離す準備をしましょう。

バレエレッスンだけでなく、日常でも取り入れられます。

また、適切にできていれば、ウエストが長くなり筋肉の距離をとることができます。

結果として、腹部や腰背部の引き締めにも役立ちます。

  1. 腰骨に手を当てて、軽く押さえる。
  2. ①で抑えた力を利用して、胸郭を骨盤から遠ざける。

まとめ

胸郭と骨盤の切り離しをするメリット。

まとめましょう。

  • 胸郭と骨盤を切り離すことには、さまざまなメリットがあります。
  • 切り離しをする準備として、ウエストを長くしましょう。
  • まず、体作りをし、バレエに反映させていきましょう。

実践編:続きはこちら

  • 胸郭のあり方
  • バレエに直に反映できる体作り
  • 体を長く動かす、使う

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今日中に、ウエストを長くすることにチャレンジしてみよう。

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