2022年10月4日開催
【JBP大人専用バレエワークショップ】
脊柱のカーブと骨盤 ”S字の整備とコントロール”
脊柱S字カーブの整備ということでのバレエワークショップ。
どのようにしたら前進するかを、ここ何ヶ月も先生方と会議し、試行してきました。
結論、思った以上にいいWSになったと感じています。
それは、もちろん思った以上に体の反応が良かったという事もありますが、それ以上に皆さんの理解力とコントロール力がついてきた事が大きいと思います。
では、振り返りましょう。
よかった点、感じた点を述べます。
✔️「ビジョン・目的・ゴール」を見定めることができた
今やっていることは、最終的にどういったポジション・形・動きにしたくて行っているのか。
ここをしっかり理解した上で取り組めたように見受けられました。
✔️働き続ける重要性を認識できた
もちろん、厳密に正確にできるなら、それに越したことはありません。
その上で、皆さんのレベルを引き上げるためには、現状できることだけでなく、先を見据えた課題を提示する事が必要になります。
つまり、それは現状では難しい課題にはなります。
そうした時、思ったような形にならなくても、望ましい方向に体を働き続けることができていました。
例)胸椎が思ったように床につかない、骨盤との兼ね合いをとる際など。
✔️とりあえずは、仰向けで頚椎のアーチが作れた
これまでは、カーブが全く見えないほどフラットだったので、とりあえずでもアーチを作れてよかったですね。
それも、自分で作れたところに自信を持てます。
✔️いつもより頭の位置が高く、後ろになっていた
バレエというより立位となると、頭の位置がまだ前で頚椎のカーブが消失する状況にはあります。
ですが、それでもいつもより頭の位置が大分高く、後ろに設定できていました。
✔️胸椎対策の術を実践できた
正しい仰向け姿勢をとった上で、胸椎と床との関係をとるのは、実は、簡単なことではありません。
骨盤と胸椎のせめぎ合いになった人も、多かったと思います。
この場合、ビジョンを理解できていないと、胸椎をどうするか「だけ」になってしまい、周辺環境を崩してしまいがちです。
ですが、今回はそれがなく、両立させていました。
その中でのせめぎ合いを正しく行えていました。
そうすることで、腸骨筋や大腰筋といった体幹部のインナーマッスルが正しい活動をし、骨盤が一回り小さくなっていました。
いずれにせよ、せめぎ合いによって大きな収穫がありました。
✔️いわゆる「骨盤を動かさずに脚を上げる」ができた
これはもう、確信を持ってやってください。
いつもと同じ人か?と思うくらい、バレエらしい動きになっていました。
全員90度以上は上がっています。
上がるってことですよー(笑)
ここから先、お話しした最後のフェーズ(ホワイトボードに書いた内容の最後の部分)は慣れも必要になります。
90度過ぎたときに優先すべきはなんだったでしょう?
求められる◯(漢字一文字)でしたね!
駆け足で振り返ってみました。
この手の課題は、自己解釈や自己完結に陥りがちですが、そんなことはなく、素晴らしいWSだっと思います。
ペアで確認するものをもっと予定していましたが、取り組み方の方向性が非常によかったので、カットしたくらいです。
もし、今思うように体が動かなくても「何をするのかを理解した上で」力を働き続けることができれば、今より良くなっていきます。
筋肉が伸びて、必要な可動域も確保できるようになってきますし、必要な強さもついていきます。
具体的には、まず「頚椎のカーブ確保」が優先になりますので、普段から顎の引き過ぎには注意しましょう。
「継続は力なり」を強く感じたワークショップでした。
JBPで継続して学んでいる底力を発揮できたのではないでしょうか。
皆さんの継続力がこうした難題に立ち向かう能力として育ったのだと感じます。
私たちは、ちゃんとみています。
1人ではありません、一緒に取り組んでまいりましょう!
髪型のご配慮など、WS進行にご協力いただきまして、ありがとうございました。
真夏日から一気に秋(冬?)に突入しました。
体調を崩しやすいと思いますので、十分気をつけてくださいね。
なんといっても、睡眠はしっかりとるようにしましょう。
素晴らしいワークショップをありがとうございました。
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