大人になるほどに気をつけたいおなか。
ここがスッキリしていると、バレエを踊る上で「良い」だけでなく普段から美しく見えます。
ただ、凹ませるのではない。
具体的な対策をわかりやすく解説します。
はじめの一歩までいかないけれど、すでにスタートはしている。
だから、はじめの半歩。
ここが、全ての土台となる知識です。
ヒトのカラダ:基礎をつける条件
難しいことや長くなることは省きましょう。
結論から言うと、ヒトとしての機能からしても、バレエで必要な体の機能からしても、はじめの一歩は「背中」です。
背中があって、腕や脚、手や足の機能へと広がります。
生後まもない頃から順を追って考えるとわかりやすいかもしれません。
その上で。
はじめの一歩は背中ですが、背中はお腹が入っていないとスイッチを入れることができません。
背中から全てがはじまりますが、背中のスイッチが入る「条件」がお腹にあるのです。
そういう意味で、「はじめの一歩」ではないけれど、「はじめの半歩」ではあるのです。
遠く離れた悩みでも
「私の悩みは、そこではない」と思うかもしれません。
脚が開かない、つま先が伸びない、回転ができない、ジャンプが跳べない、体力がない。
一見、背中とは関係なさそうに感じるかもしれません。
しかし、どんなことでも改善の条件となるのが「きちんとした姿勢が取れていること」です。
あなたオリジナルの姿勢ではなく【基準となる姿勢をとることができているか】という意味です。
どんな悩みであっても、背中を正しく保つことができているか、そのためのおなかが入っているか。
ここが、絶対条件になります。
重要性がわかったところで、大人のわたしたちが必要とする「おなかに関するあれこれ」を整理しましょう。
年齢を重ねるほどに、おなかは出やすく、弛みやすいものです。
おなかが出ているということは、バレエレッスンにおいて全ての問題の原因になっています。
何か課題や問題が発生したとき、まずはおなかを疑う習慣をつけましょう。
何はともあれ、まずはここからです。
大人のための「おなかリスト」
バレエレッスンだけでなく、日常にも役立ちます。
もちろん、これができなきゃバレエでは何をやってもつまづくことにはなりますが、それだけでなく、日常生活を送る上で必要とされる体の機能を保持するためにも必要なことです。
あなたの健康を守るためにも、知っているだけでなく、できるようにしておきましょう。
できるようにしたいことリスト
- おなかをしまう…しまい方は?
- 一定時間キープできる…持久力は?
- 呼吸によって体が落ちることを防ぐ…呼吸法は?
解説
①ただ、思うだけでは現実になりません。
どうしたらおなかをしまうことができるのか、どうなったらおなかをしまっているといえるのか。
明確な正解を知った上でのアクションが求められます。
②また、バレエレッスンでは一定時間おなかをしまった状態をキープできる必要があります。
最初は、アンシェヌマン1曲からはじめて、レッスン中ずっとキープできることを目指しましょう。
③日常生活で「自然に」行っている呼吸そのままでは、呼吸によって体が落ちてしまいます。
【呼吸のレッスン】
— 大人のバレエ上達 JBPおニャーさん (@junkotomono) January 29, 2022
体が落ちてしまう意外な原因が呼吸。特に、普通に吐くと体は確実に落ちてしまうので、バレエ用の呼吸を身につけましょう。
❶頭の上に手を乗せ、手で頭を押す
❷手を頭で押す
❸そのまま息を吸う
❹頭で手を押し出しながら息を吐く
最大の要は❹。手の位置を固定してやりましょう🍎 pic.twitter.com/eusOLJpf2Z
体が落ちない呼吸の仕方「呼吸法」を覚えましょう。
ただ、凹ますワケではないんだ。
きちんとやれば、形に表れやすいことでもあるよ。
おなかが出ている、弛んでいる、活動していない状況は、全ての問題の原因となっています。
きちんと対処すれば、結果が現れやすく、努力の成果が見えやすい項目です。
大人になればなるほど、意識的に確認と取り組みをしましょう。
- 年齢を重ねるごとに、おなかに対してのアプローチが必要です。
- 子供と一緒に考えないことが、あなたの健康とバレエ上達のドアを開きます。
- バレエレッスンで必要なおなかに関する項目を、しっかりと認識しましょう。
ファーストステップ♪
今日一日、おなかを意識して生活してみよう。
【Thank you】
JBPでは、大人の方が最適に踊れ、かつ、今後の日常生活にも望ましい基準を定めています。
あなたが基準に沿ってレッスンすることは、バレエを愛する全ての大人に向けて、本当のバレエを、安全で適切な基準と方法を提供することにつながります!