おニャーさんの気ままにエッセイ。
お茶を片手に、今日もお付き合いください。
「すごい!なるほど!そうなんだ!」
心が動いた時のことは、長く覚えているものです。
良い事も場合もあれば、悪い事を覚えてしまう場合もあります。
いずれにせよ、心が動かなかった時のことはどんどん忘れ、良くも悪くも心が動いた時の記憶が残る。
それが人間のようです。
実はこれ、バレエレッスンでも同じです。
以前、こんなエッセイを書きました。
固執しない大切さを自覚する上達するタイプに多いのは、好奇心があるタイプ。
ここにも話は繋がります。
例えば、先生に言われた注意点をよく覚えている人と、すぐに忘れる人がいます。
原因は、いろいろあります。
集中力の問題や、自分のキャパに対してのミッションの設定、その日の気分…
その上で、やはり先生の言葉に対して無表情に受け取る場合、記憶には残りにくい傾向にあると感じます。
反対に「なるほど!」とか「そうなんだ!」と思ったことは忘れず、残る傾向が高い。
私自身もそうですし、過去、指導してきた大人の方を見ていても、そう感じます。
ここで大事なのは、「勘違い」を起こさないこと。
心が動くようなレッスンや先生を探すのが大事なのではありません。
あなた自身の心が動く感受性を育てることが大事なのです。
心が動かなければ、どんなレッスンに出ても、大して心は動かない。
ストレッチやエクササイズ、バレエを踊るように心を動かす。
先生の言葉に「なるほど!」と思ってみる。
例え、無理矢理にでも。
年を重ねて得られることは、確かにあります。
でも、それはいい意味でも悪い意味でも、です。
年を重ねると、心が動きにくくなります。
経験を重ねることが、よくない方向に出ると、経験に心が慣れてしまって、感じる心が弱まってしまう。
だからこそ、心が動くのを待つのではなく、あなたがあなたの心を動かすのです。
次のレッスンでやってみてください。
先生に何か注意されたら「そうか!そうなんだ、なるほど!」と。
そうやって「感じる心」育てましょう。
いつからでも、何歳からでもできます。
あとは、あなた次第。
読んでくれてありがとう!
参考にしてみてね。