大人の体とバレエの動きの特性と。その両方を知っていないと導けない答えがあります。
効果を出すには、効果を出せる順序と方法を守ることです。
さて、知っている人は知っている。けれど、あなたは知らないかもしれない。
大切なこと、解説します。
知っておきたい大人の「落とし穴」
“限られた時間の中で体のメンテナンスをする。少しでも、バレエが上手になりたいから!”
時間も体力も有り余るほどあって、やりたいこと全てができるならいいけれど、なかなかそう言ってられません。
筋トレとストレッチ。日常のメンテナンスとしてやるのは、どちらがいいのか。大人の体をよく知っているJBPからのお話です。
わけてほしいストレッチ
ストレッチをすれば、体が柔らかくなる。そんなイメージがあるかもしれませんね。
大人と子供の体の状況は、かなり異なります。骨格云々の問題だけでは理解できない、複雑な問題が絡み合っているのです。
そうしたこともあって、ストレッチの目的を2つにわけておくと「せっかく頑張ったのに報われないじゃない!」ということがなくなります。
- 筋肉の長さを確保するためのストレッチ
- 可動域を広げるストレッチ
多くの皆さんが望んでいるのは後者だと思いますが、これは、セルフではかなり難しいと思われます。
特に、バレエを習っていると体は固くなりやすいのです。これは、動きの特性である程度は仕方ありません。
ダンサーたちが柔軟な体を保てているのは、きちんとメンテナンスをし、コンディションを整えているから。
ここに関しては、また別の機会にお話しするとしましょう。
筋肉は弛んでいると、収縮する力は働きません。また、ストレッチする力も働きません。筋トレやエクササイズ、ストレッチの効果が出ない理由は、指導内容がどうこうの前に、筋肉が弛んでいることが原因です。
そして、大人は基本的に、この状態にあります。つまり、弛んでいるのです。
筋トレが効かない理由
- 筋トレやってます!
- 効果が出ない、このエクササイズが効いているのかわからない!
- 腹筋などの筋トレをやったら腰が痛くなった!
よく耳にする言葉です。
もう一度言いますが、筋肉が弛んでいると、収縮することができません。
例えば、腹筋運動をするとき、筋肉の長さがあれば、収縮することによって腹筋に効かせることができます。
ところが、弛んでいると収縮する力が働きません。腹筋運動をしているつもりでも、腹筋を使っているのではなく、重さの移動(シーソーのように)しかしていないのです。
だからこそ、腰が痛い/首が痛くなってしまう。
筋トレをして、その効果を得たいのであれば、収縮できるだけの筋肉の長さを確保する必要があります。
最優先は
ということで、日常的に優先するならば、筋肉の長さを確保するストレッチをしましょう。
気持ち的に、せっかくやるのならば、筋トレや可動域が拡大するストレッチをやりたいのかもしれませんが、【せっかく】やるのであれば、筋肉の長さを確保しないと話になりません。
筋トレは、筋肉の長さが確保できれば、セルフでもできることはあります。
可動域確保のストレッチは、神経系の問題も絡んできますので、バレエを習っている場合、テクニックが必要です。
バレエではなく、フィットネスをしている人ならば、セルフでも可動域は広がります。大人だからというよりも、バレエという動きの性質上広がりにくい、といったところでしょうか。
可動域を広げるためのストレッチは、JBPバレエワークショップでも取り上げることもありますので、しっかり筋肉に効くストレッチを学んでください。
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筋肉の長さを確保!
『股関節リリース』[BALLET WORK SHOP]まとめ
ストレッチは、2種類にわけましょう。
まず、筋肉の長さを確保するストレッチを優先的に。確保ができれば、筋トレもOK。長さが足りない状態で筋トレをすると、筋肉に効かないだけでなく、痛みや故障の原因に。
可動域拡大ストレッチは、大人の体とバレエの動きの特性を知っているJBPに。やったことがある人は、筋肉のどこを伸ばしたらいいか、きっと知っているはずです。
オススメのワークショップ
『とにかく動かす足首・足指・足裏』[BALLET WORK SHOP] 『股関節リリース』[BALLET WORK SHOP]JBP バレエワークショップ
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