6秒からスタート!内腿の正しい感覚を身につけよう:カンタンエクササイズ

テキストを使った記事

「内腿!」という単語は、バレエレッスンでの定番です。一方で、”使い方がわからない・感覚がわからない” ケースも多い項目。感覚をつけ、活用する方法をテキストを使って紹介します。

使用するテキストはこちら

座位で行うすべてのエクササイズの基礎!大人にとって優先すべき項目を専門家の監修によってピックアップ。

優先順位を取り違えると効果が半減することもあるスタートポジション。「大人・バレエ」という対象を絞り込んだからこそ、選び抜かれた項目のみを掲載。もう、迷うことはありません。

あなたが知っているエクササイズ、あなたが持っているエクササイズ本やDVDの「基礎」として、ご活用ください。

 

12月広告

内腿ってどこ?

内腿は、パラレルに立ったときに内側になる太腿の部分を指します。

第6ポジションで立ってみましょう。内側になっている太腿が「内腿」と呼ばれる部分ですが、第1ポジションになると、開いている人ほど “内側ではなく前” になります。

よく”内腿=パラレルで立ったときの裏側” と誤解しているケースがありますが、バレエでいう内腿は、ここではありません。第1ポジションでよく開いて立つと、内側になる部分がパラレル時の裏側にあたるために起きる誤解です。

専門家でも多い間違いですが、バレエ教師が使う「内腿」とは、内容や作用から言ってもパラレルにしたときの内側です。

 

バレエレッスン どんなシーンで?

レッスンのどんなときに「内腿」というワードが出てくるでしょう?あなたの先生がどんなシーンで「内腿!」と発しているかによって、今何が課題となっているのかが見えてきます。

e.g.

□ポジションが不正確なとき。
➡︎今よりも開く必要があり、かつ “薄い” 状態にして欲しいから

 

□支持脚の付け根が引けているとき。
➡︎脚を立てて欲しいから

 

□出した足の角度が良くない。
➡︎脚が外向きになっていないから

 

□ルティレ(パッセ)やアラセゴンで太腿を張れない。
➡︎”膝が横に出ていない(前気味になっている)から

こうしたシーンでは「内腿!」という指導言語を通じて、端的に “して欲しいこと” を先生は伝えているはずです。

先生が【内腿を意識することによって何をして欲しいのか?】を知っていることが大事なんだね。

 

 

正しい感覚を身につけよう!

まずは、正しい感覚を身につけましょう。この感覚の付け方なら、筋肉をキュッと縮めることなく、長さを保ったまま体感することができます。

 

テキスト25ページからの長座をやってみます。

適切に行うと、これだけで腹背筋にも相当刺激が入ります。次に、27ページの【◎レベルアップしよう!】をやります。

目視で確認して、テキスト掲載の3箇所をチェックしましょう。もし、思うように行かなくても、指示のように力をかけることで、内腿の活動が活発化していきます。

ある程度、活動している場合は感覚がわかると思いますが、全くない場合は、感覚が生まれるまでやり続けてください。

「0(ゼロ)」に近い活動状況だと、感覚がないことが多いからです。

 

モディフィケーション

ここからは、モディフィケーションを紹介します。ちょっと動きたいな、と思うときに挑戦してみましょう。

ポイントは、神経質になりすぎず、楽しみながらやることです。意識するのは、スタートポジション(開始姿勢の保持)の保持だけでOK!

 

共通:テキスト掲載のスタートポジションをとる

モディフィケーション1
①両手をアンオーにする
②片脚ずつ45度に上げる
*内腿+腹背筋の活動、太腿引き締め

モディフィケーション2
①両手を好きなバレエポジションに
②あぐら12ページ “ちょっとだけ エクササイズ” を組み合わせる
*内腿+背骨の可動、腹斜筋活動

モディフィケーション3
①両手を好きなバレエポジションに
②膝の曲げ伸ばし(プリエ&ストレッチ)を加える
*内腿+太腿引き締め

モディケーション4
①両手をアンオーにする
②片膝を曲げてパラレルのルティレに
*内腿+股関節可動、腹筋活動

モディフィケーション5
①両手をアンオーにする
②片脚床に滑らせて横に出す(パラレルの横方向タンジュ)
*内腿+おしりの引き締め

 

ファーストステップ♪
今日中にスタートポジションを3秒取れたら、ベリーグッド♪

 

JBPタイトル