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脚、足を開くのは、股関節だけではない

方程式

バレエでは常に、脚や足を外向きに保ちます。

「股関節から開く」とはよく言われることですが、決して、股関節「だけ」で開くわけではありません。

脚を外向きにするアンディオールの方法は、大きく分けて2つあります。

このどちらにも共通する、体への認識について解説します。

股関節「だけ」ではない

ここにバレエをしたことがなく、ごくごく一般的な生活を送っている人がいるとしましょう。

健康であり、ヒトとしての体の機能を持ち合わせています。

何か特別なことではなく、「ヒトとしての機能が【正常ならば】この関節がこのくらい動きますよ」という動きの範囲を“正常可動域“と言います。

正常可動域だけで、つまり、バレエ特有の可動域が「0」だったとしても、第1ポジションで100度開くことができます。

最もこれは、かなりザッとした計算なので、実際にはもっと開くことができます。

誰でも100度は開く理由

股関節の正常可動域は限られています。

つまり、これ以上動かすのであれば、可動域を拡大させるか、他のパーツと協力関係を結ぶ必要があります。

  • 足首
  • 骨盤による可動

このほかにも脛の骨の形状だったり、膝とつま先の元々の関係などが含まれていきます。

正常可動域のみをザッと計算しただけで、100度を超えます。

あなたの場合、バレエをするためにストレッチをしたり、エクササイズをするなどをして、股関節の可動域自体は、一般の人より広いことでしょう。

そうなると1番だろうが5番だろうが、100度以上、余裕で開けるはずではあるのです。

それは、決して危険なことではなく、あなたの可動域の範囲だけで開いても、そのくらいは開けるということなのです。

参考膝の可動域からアンディオールを計算する

4月27日1920 膝・つま先の「0ポジション」とバレエの足

参考ガニ股ではない「アンディオール」とはこう

2022051011 脚を回す~脚の回し方はアイスディッシャー~

「股関節」という理由

  • たくさん開くのは危険だ
  • 股関節以外で開くのは危険だ

そうした考え方の根底にあるのが「怪我」です。

バレエは「開いて」踊るものです。

開かずに踊るということは、別の意味で大きなリスクを伴います。

それは、開いたことによる危険度をはるかに上回るものですが、長くなるので、ここで話すのはやめましょう。

とはいえ、怪我をしやすい開き方も存在します。

痛める最大の原因

アンディオールは、股関節だけでなく、膝や足首も開きます。

ですが、膝や足首に多くの体重をかけたまま開くというのは、一刻も早く解決すべき問題です。

とはいえ、それをやっているから「開かない」というのも、本来、おかしな話です。

原因が「重さ」であるなら、どうやって重さを分散させるのか(つまり、引き上げの方法など)を改善すべきです。

ところが、「開かない」という選択をしてまう。

これでは、永遠にアンディオールに近づけないどころか、違う意味での大きな怪我のリスクを背負ってしまいます。

また、脚も変形しやすく、股関節だけで開くことにこだわり過ぎて、脚が歪んでしまうことも多くあります。

知識と情報、雑学

これらを理解し、実際に体に取り入れ、アンディオールを促進させたい。

そのような場合に、最初に必要なのは「知識」です。

情報や雑学ではありません。

情報は知識にあらず

情報は情報、雑学は雑学です。

きちんとした知識を得る、裏付けのある情報を知識に昇華させる。

ここではじめて、実際に体を動かすための指令を脳から出すことができます。

バレエを踊るとき
あなたが本来持っている可動域を活かさず
本来開けるところまで開かないことは
体に対して、長年に渡る大きなリスクを背負います

忘れないようにしましょう。

股関節にこだわり過ぎて
股関節【だけ】で開こうとすることは
ヒトとしての体の機能を失うことにもなります。

脚や足を開くというのは、股関節だけでなく、複合的に行なっていくものだということを、決して忘れないようにしましょう。

正しい知識を積み重ねよう。

知識があって、学問は成り立つのと同じことだよ。

参考こちらでも解説しています!

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