正しく、かつ、踊り/表現として通じる動きにしましょう。
特に大人の場合、年齢を重ねる程、こうした項目の重要度が増していきます。さらに、こうした「表現するための動き方」を取り入れることで、美しいだけでなく、丁寧な印象を与えることができます。
先生からの印象も良くなることでしょう。ぜひ、参考にしてください。
バレエとしての表現
例え、正しく動いてたとしてもニュアンスがなければ、ただ動いているだけ。一方で、ニュアンスを伝えようとしてもバレエルールから逸脱していたら、バレエにはならない。
バレエのルールを守った上で、動きのニュアンスを表現しましょう。グンッとバレエらしい華やかさがでます。
バレエルール
これだけは守りたいバレエ形式を守るためのルール。ここから卒業できるだけでも、初心者っぽい動きから卒業できます。
バレエでは、動きにニュアンスを与えたり、表現するために腹部がクニャクニャと変形することはありません。トルソースクエア、腹部の形状を保ちましょう。
腕や手先は動かしやすいため、ルール違反の動きを生産しがち。必要な動きにとどめましょう。オーバーアクションを減らし、身体の中心から動きを生み出せるようになります。
美しいバレエの動きは、美しい姿勢あってこそ。当たり前のようですが、ニュアンスを出そうとして、腰や背中が丸まりがちです。気持ちを込めるのはいいですが、バレエの形式を保つことも忘れずに。
肋間に注目
バレエでは、トルソーはスクエアに保ったまま、動きにニュアンスを与えます。その際にポイントとなるのが肋間です。
肋間に注目するメリット
肋骨と肋骨の間には、肋間筋が付着していて、バレエの呼吸法でもある胸式呼吸で活躍します。また、外腹斜筋とともに肋骨を引き下げる役割があり、正しい姿勢を作ることにも貢献します。
- 肋が開く、反り腰、胸が突き出るなどの姿勢改善
- 深い呼吸ができるようになる
- 疲れにくくなる
- 胸式呼吸がしやすくなり、腹圧が抜けにくくなる
- 酸素の取り入れ量が増えるため、持久力がつく
- 体幹の安定
- 身体が高くなる
- 無駄に下半身が大きくなるのを防ぐ(脚が太くなるなど)
- ケガのリスク軽減
- 関節に重さがかかりにくくなるため、可動がアップする
肋間のストレッチ
日常生活において、肋間を広げる機会はほとんどありません。そのため、呼吸が浅くなりがち、ますます肋間筋は固まりやすくなります。
バレエで肋間の活用を意識する前に、筋肉が働きやすくなるようにストレッチをしましょう。
- 姿勢良く立ち、腹部を引き締める
- 頭の後ろで手を組み、肘をできるだけ後ろに引く
- そのまま、体側を伸ばす
JBPバレエWS「胸郭の“わずかな”動き」
ガチガチ肋間を解放するたのリリースをはじめ、バレエにおける正しいニュアンスの出し方をお伝えします。普段のレッスンでよく使われる所作や動きもグッとバレエらしく!
リリースやエクササイズ、シンプルなバレエ動作のチェックは、今すぐレッスンで活用することができます。
丁寧な動きは、それだけで教師への印象が良くなります。バレエルールに沿った味わいのある動きを身につけましょう!
まとめ
ニュアンスのある華やかな動きへとシフトしましょう。教師への印象も良くなります。
また、肋間は正しい表現にマストアイテム。バレエが上手な人は、肋間の使い方が上手です。しっかり活用して、バレエだけでなく、日常生活でも良い影響を与えましょう。
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